なぜ安いのか

日本の外食産業に関するTV番組を観ていると、なぜこんなに安いのか??と非常に疑問に思うものが日本では溢れている。
理由は言わずもがなであろう。
番組全体で「安い!」「凄い!」だけではなく、最近では「店主の人情!」などと感情論で日本国民を包み込もう、悪く言えば騙そうとしている、これはたぶん日本政府と一緒に一丸となって国民を騙す、もしくは視点を少しでも逸らさせようと、不安を忘れさせようと必死になっているのが見え見えで、これは地球上で日本以外の国は何処でも熟知していることで、日本国内の人々も勿論のこと、これらの事情を本当に知らないという人も少ないと思う。

しかし、では実際に騒いでみたところで、日本国内に暮らしていればもうどうしようもない。
もし私だって日本で暮らしていたら同様であろう。
だってどうしようもないんだもの。
日本沈没を語るドラマや映画があるが、国土が沈む云々よりも、まさにあの作品で描かれているように、日本脱出を図る、図らなければならないのが現実なのかも知れないが、日本での生活があればそう簡単に脱出するわけにもいかず、また脱出するにしてもいったい何処へ向かったらいいのか見当もつかない。
それだったら日本でそのまま、今迄のまま、普通に暮らすことを誰もが選ぶだろう。

だからせめて、あんな本当は破棄しなければならない食材を外食産業などで使ってはならないのだ。
それを「人情」という感情論でソフトに包んで国民を騙そうとする、そんな日本政府にはほとほと呆れ果てるばかり。
「○○産」という産地名は殆ど信じないほうがいい。
安過ぎる食材には要注意。
真っ当な値段の食材、食品を外食でも自宅でも選ぶことをお勧めする。
海外に暮らす一日本人として、海外から日本がどのように評価されているのか、どのような目で見られているのか、それをお伝えすることしか私には出来ない。
若い世代の人々は、日本を離れて暮らすことを考えた方がいいかも知れない。
若いうちであれば日本脱出も不可能ではないだろう。
今後の日本を長い目で見て申し上げる次第。

無難で綺麗事ばかり言い並べるのは簡単である。
自分の母国に向かってこんな辛辣な事ばかり、本当は私だって言いたくなんか無い。
数日前に書いた日本のドラマ「17才の帝国」、ほんとにああいう展開が日本にあればいいと心底、そして正直にそう思う。
今の腐り切った日本政府は一度根底からぶち壊さなければ、ただただ淀んで腐って沈んで行くだけである。
まぁ何処の国も政府なんていうのは悪徳が渦巻いている場所には変わりないが、日本政府はその中でも特に酷いと思う。
これから日本を背負って生きて行く10代20代の若い人々こそが今の日本を建て直すことが出来るだろう。
現在50歳以上の人たちは第一線を退き(退職しろとは言わないから)、とにかく次世代、若い世代に自分たちの座を譲って行くことが、今の日本を建て直す一番の手立てだと思う。