条件が揃えば

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両親揃って、というのはなかなか難しいことだとは思うが、頭脳明晰で、何処に出しても恥ずかしくない国際人として我が子を育てるには幾つかの条件がある。
人間は遺伝には逆らえないので。

その条件とは、両親のどちらかが、
‐頭脳明晰
‐育ちがいい
‐ミーハーではない
これでだいたい間違いない。
もちろん出来れば両親揃ってそうであればいいが、そこはなかなか難しいし、自称ではこれまた論外なので。

例えば父親はバカでも母親が頭脳明晰だったり、父親は育ちが良くても母親は育ちが悪い、等々、要するに両親のどちらが、であればいい。
両親ともにバカで育ちも悪く品も無くミーハーだったら、我が子にはあまり期待しない方がいい。
もちろん例外的な、「掃き溜めに鶴」という例も無きにしも非ず、ではあるが(笑。
両親とも揃って見栄っ張りというのも諦めた方がいい。

頭脳明晰、持って生まれた品位、周りに振り回されない、ちゃんと「自分」を持っている親であればだいたい何とかなる。
これは、高学歴や金持ちの家に生まれることを意味しているのでは無い。
どんな環境や境遇に生まれても、生まれながらにしての「素」、つまり優秀、もしくは高貴な遺伝子を受け継いでいてれば大丈夫。
といって、いきなり自分の家系図などを引っ張り出して来て心配しなくてもいい。
遺伝は直系以外のものもあって非常に複雑だから心配には及ばない。

学歴関係無く「あの人は本当に賢い人だ」と思える人が皆さんの周りにも時々いるでしょう?
嘘をつかない、約束を守る、人様のプライバシーを他言しない、人のプライバシーに入り込んでこない等、要するに信頼できる人=賢い人だと思って間違いない。
性格云々や合う合わない、感じがいい悪い等の感情論とはまた別で、武骨だけど信頼できる、そういう人とは長続きする。
大親友とか友達もいいが、私にとっては信頼できる人が「生涯の友」となる。
例え生涯に数回しか会わなくても会えなくても信頼できる人は「生涯の友」と私は思う。
友達=仲良しこよし、いつも手と手を携えて、という意味では無い。
お互いに信頼関係で成り立っていれば、頻繁に連絡を取り合ったり、しょっちゅう会ったりしなくてもそういう人々を「生涯の友」というのかと、私もこの件に関しては還暦を迎えた頃から知るようになった。

ところで、この記事にもあるインターナショナルスクールだが、、
昔はインターナショナルスクールに入学すると日本の学校の卒業に各当せず、非常に苦労したものだが、今は日本の文部省でもとうとう認めるようになったのか。
私は中学校から横浜のインターナショナルに入学する予定だったが、以上の理由で諦めた1人なので、こんなに自由に教育を受けられる今の子供たちが本当に羨ましい。
年間の授業料が相当に高いものと記事には書かれているようだが、海外の全寮制だとだいたい同額ぐらいである。
大学に行けば学部毎に授業料も変わって来るし、そんな驚くような学費では無いと思う。

しかしながら、学校の所在地は所詮日本国内に過ぎず。
単なる海外疑似体験をさせたところであまり得るものは無さそうだ。
それだったら13歳ぐらいから海外の全寮制に入学させた方が子供の為にもなるだろう。

といって、生涯世界中の国々を回り、彼方此方の国で暮らすことが国際人の証しとは言えない。
国を変えて暮らすというのは並大抵のことでは無いし、後々年金などにも関わって来るので、だいたい30歳ぐらいまでには自分の生涯暮らす場所や国を決めておいた方が何かと無難である。
年金は実際生活年数によって計算されるものだから、複数の国に自分の住所を持って得意がったりはしない方がいい。
どの国でもそんな人物には先ず税務署が目を付けるからだ。
基本は一国に決めておいた方がいい。
だからこの記事にあるような、海外から日本に入って来たような学校で学ぶのも決して悪くは無いが、これは若いからこそ出来ること。
学校を卒業して就職して、で、自分の生涯暮らす、要するに年金はこの国からもらおうと早いうちから決めて、その国の為に貢献することだ。
日本から出ることを薦める記事なども最近は増えているようだが、私は一概にそれには賛成できない。
確かに日本では人道・人権を無視するような社会体制があるのは確かだし、国土も小さい、しかも周りは全部海という地形上、なんだか頼りない部分もあるが、日本で生まれ育ったのであれば、老後は日本で、と思うのであれば日本を基本にして生きた方がいい。
私は30歳の時に日本を離れ、カナダに移住して、もうその時点でカナダから年金を貰えるような人生を送ろうと決めて、それで現在に至っている。
途中で日本に帰りたいと思ったことは一度も無い。
もちろん日本を恋しく思うことはあるが、年金はカナダから貰おうと決めて、だからカナダで懸命に働いて納税して来た。
日本とカナダを行ったり来たりの生活は一切考えていないし、実際そうは暮らして来なかった。
複数の国に住所を持ったり、資産を持つことは、必ず税務署からチェックされる。
どちらかの国で脱税していないか、などとあらぬ疑いを持たれても当然のこと。
日本からの駐在員たちなどを見ていると、海外に出たことでもうすっかり自分は国際人だと勘違いして、彼方此方の国に投資したり不動産を持ったりする人は絶えない。
しかし必ず税金で引っ掛かる。
各国の税務署から目を付けられる。
これは当然の成り行きである。
複数の国でいい思いをする、そんなことは先ず人間には出来ないことだ。
必ず税金は付いて回るし、ちゃんと国が定めたように納税しなければ犯罪者になる可能性大、という最悪の展開も充分有り得る。
各国にはそれなりの法律やルールがあるのは当たり前。
それをきちんと守ってこその投資や教育を考えて行かないことには、国際人になるのは唯の「夢」のままで終わってしまうだろう。

さて、話を戻そう。
頭脳明晰な人間は幼い頃からかなり頭が良く、学校の成績もトップだ。
3人の我が子たちはまさにそうだった。
子育てで学業に悩んだということは一度もない、本当に親孝行の我が子たちである。
頭脳明晰であれば、地球上何処で育とうが生きようがあまり関係ない。
我が子たちの場合は、私の父と、その父の両親の頭脳明晰を受け継いだようだ。

また、頭脳明晰な人というのは、子供の時からそれほど猛勉強しなくても頭がいい、というのも特徴の一つだ。
更には、頭脳明晰な人というのは、わざわざ自ら自分のことを「頭がいい」とは言わないし、公の場で人の頭の悪さを指摘するなどそんな愚かなことはしない、これも特徴の一つである。

頭脳明晰でなければどんなに多くの金額を積んでも無駄なだけ。
現実をしっかりと直視して子供の先行きを考えてあげることが大切である。
頭脳明晰な子供でなければその子供を自由に伸び伸びと育てることだ。
その子供が好きな道を歩ませることだ。
それで途中からいきなり開花するケースは非常に多い。

子供の頭脳がどうであれ、先ずは「夢」を子供に持たせてあげるのはとても大事なこと。
親の理想を決して押し付けず、子供の自由と人権を尊重することだ。
それが親としての唯一の務めである。


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