「日本がダメなら世界」と商社を飛び出した若者のその後 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00067/081900014/?n_cid=nbponb_twbn
海外在住30年以上、海外で長く働いて来た私にとって、この記事に登場する若者ははっきり言って「バカみたい」。
かなり大きな会社でもある日突然潰れてしまうこの時代に、そんな欧米の小さな会社など先が分からないであろう。
折角海外へ移動しても会社が無くなってしまえばそれまでだ。
海外で働きたいのであれば、「日本がダメなら」と言い切るのであれば、日本を見捨てるぐらいの気持ちが無ければ先ず続かないだろう。
一生日本には戻らないくらいの覚悟が無ければ先ず無理。
それだけ海外での活動は厳しい、ということです。
バックアップが無ければ尚更厳しいのは確かです。
そして、日本の企業に言いたいことは、優秀な人材が海外へ逃げて行ってしまわぬよう、会社の体制自体、いつまでも時代遅れなことをやっていないで、海外の企業での、労働時間の厳守やもっと楽しめる休暇の実現化などなど、先進国なら先進国らしく、日本の今までの現状をどんどん変えて行くべきである。
海外での暮らしや仕事は想像以上に厳しい。
日本が合わないから、などという理由で海外に出るのであれば止めた方がいい。
フランス語が出来るなんてフランス語圏では当り前。
世界は日本以上に厳しい状況だ。
私はその中でも特に安全な、そう、日本よりも安全なカナダ、その中でも特に安定しているケベック州に住んでいることは大正解だと思っている。
母国である日本をバカにしているのではない。
これが世界の現状だ。
年金生活に希望が持てる国などこれからの時代、たぶん地球上から無くなってしまうことだろう。
それも遠い未来ではなく、あと15年後ぐらいには全滅だと思う。
だから我が子たちもケベック州で暮らすにしてもそれなりの覚悟を持っているようである。
私はギリギリまともな年金生活に間に合うようで一応ホッとしている。
が、少しでも子供たちの力になりたいと思っている。
話が横に逸れてしまったが、日本でそんな大手の会社に入社したら、余程のことが無い限り、その会社で働き続けることが一番の安全だ。
絶対にそう。
何十年か前にはそんな生活も可能だったけど、今、そしてこれからはそういう気楽な考えでは命取りになる。
世界諸国は日本よりも困難な状況だ。
そうでなくても厳しいのにわざわざ海外に夢を抱いて飛び出すなんて無茶なことは止めてほしい。
日本で一生懸命に働いて、しっかり貯蓄して、少しでも安定した老後の生活を目指すべきである。