結婚や家庭や子育てに拘らない暮らし② 少しでも楽に子育てするコツ

子育てで一番辟易するのは子供に泣かれることかも。
でもね、特に赤ちゃんにとっては泣くのが商売みたいなものだからね。
だって何も自分では出来ない、話せないのだから、泣いて訴える他無い。
だから、子供を産んだら産みっ放しではなく、とにかく少しでも赤ちゃんの気持ちを理解して、そして少しでも赤ちゃんを泣かせない、赤ちゃんに辛い思いをさせないことだ。
そのためには親も頭を使って子育てする、これが最良の方法である。

長男は日本で産んだし、一番最初の子供だったから子育てに関しては新人で、また20歳での妊娠、21歳での出産、初の子育てだったので、もう滅茶苦茶で必死で。

その10年後に二男をカナダで出産した。
カナダでの子育ては本当に楽!
日本ではあまり奨励されていないようだがカナダではおしゃぶりをどんどん使わせる。
歯が少しずつ生えてくる頃も赤ちゃんにとっては辛いところ。
かなりあの時期は歯痒くてイライラするらしい。
私が使っていたのはおしゃぶりも哺乳瓶の類も全てドイツ製だった。
とても頑丈だった。
ちゃんとしたメーカーのものを選び、100円ショップみたいなところで売っているのは使わない方が絶対に安全。
また、何度も買い替えて、傷んだものは決して使ってはダメ。

母乳を奨励するのは何の意味も無い。
牛など動物の親子だったらまだしも、ニンゲンはそこまで拘る必要も無く。
あまり母乳に拘っていると母親自身の社会復帰も難しくなって来るのも確か。
母親に負担が掛かることは少しでも避けた方が身の為。
缶入りの液体ミルクは本当に便利だったし栄養も満点。

離乳食もどんどんメーカーものの既製品を使い、離乳食の手作りだろうが既製品だろうがそれほどの違いは無く、却って今の時代であれば既製品の方がしっかりと栄養が計算されていてとても便利。

な~んて言っているうちに子供はどんどん成長して生後6ヵ月もすれば大人用の食事を少し柔らかくして、そして段々と自分でちゃんと食器を使って食べるようになって来る。
子供の好きなようにと、まるで動物のように手掴みのまま自由に食べさせる、あれは親ばかりが大変な思いをするので私はお薦めしない。
ちゃんと食器を使って食べるのも教育の第一歩である。
子供を好き放題にさせるのは、とてもニンゲンらしい教育とは言えないだろう。
ニンゲンにはニンゲンなりの教育というものがある。

おしゃぶりを使うと子供が泣くのが減って来るのは一目瞭然。
要するに口寂しくて泣くことも多い。

また中には目を覚まして眠るまでずーーーっと泣いたり、そのまま幼児に成長するとずーーーーっと暴れたままの状態となる。
これには理由がある。
つまり病気である、という大きな理由がある、これはほぼ間違い無い。

無意識に、また親の目の届かないところで転倒して骨折したり骨にヒビが入ったり、打ち身、捻挫などが原因していることもある。
他にも、親の目には届かない病気が隠れていることも多い。

そして一番の原因は脳にあることが殆どだ。
小児癲癇である。
癲癇の治療に関しては日本ではあまり研究が進んでいないようで、それも子育てに疲れ果ててしまうワンオペ育児となってしまう一因でもある。

癲癇は実に種類の多い、そしてまだまだ開発されていない病気であるのも確か。
時々ふっと気が遠くなる軽症から、全身が激しく痙攣したり、眼球が真っ白になったり、泡を吹いたりして気を失う重症まで、症状は実に様々である。
この癲癇の症状を日本では「発達障害」みたいな風に呼ぶ場合もあり、それはとんでもないことであり、出来損ないの医師たちが自分の立場を守るために使う言い訳の一つでもある。

子供がいつまでも泣き止まない、訳もなく一日中暴れる、絶えず落ち着きがなくジッとしていない等の症状があれば癲癇を疑った方がよい。
特に両目を観察するだけで分かる。
絶えず落ち着きなく両目をキョロキョロさせている等の症状があれば直ぐに医師の診察を受けることだ。

幼児時代の癲癇を放置したまま大人になると悲劇が待っている。
またこの病気は、大人になってある日突然発病する場合もある。
遺伝病でもあるので発病の形も様々なわけである。

でも今の時代は癲癇の治療がかなり進み、治療薬も種類が豊富で、副作用もかなり改善されている。
私が子供の頃は小児癲癇などというともう奇病扱いで、親元から離されて子供専用の病棟に閉じ込められたりしていた。
小児喘息も当時は同じ扱いだった。
あんな可哀想な扱いは無い。
日本では人権人道や法律がほぼ無視されている世界で、特に子供への人権人道は皆無だと思っていい。
だから学校での虐め問題もいつになっても解決されないのである。
日本の社会が少しでも法律や人道人権を優先させる、そんな社会になってくれることを願うばかりである。
感情が優先されるようであれば同調圧力だけの社会になってしまう、これはこの世の、人間界の特徴の一つでもある。

癲癇や喘息だけに限らず、持病は老齢者の介護同様、ちゃんとステップを踏んで治療に専念するべきである。
それが子供を産んだ親の責任なのだから。
誰にも相談できない、相談してもうまくいかなかった等は単なる言い訳。
これは老齢者の介護システムにも言えること。
セカンドオピニオンどころか幾人もの医師や公務員たちに相談するべきである。
都道府県からの手当ても貰えるものは少しでも貰って、納税分、一銭たりとも損の無いように生きることです。

折角納税しているのだから、学校、大学等は公立・国立で充分。
そして18歳になったら少しずつ親元を離れる、もしくは自分でアルバイト、つまり働くことを教えたらいい。
自分で学費や生活費を稼ぐことを教えたらいい。
これが私が今迄に我が子たちに実行して来た教育である。

で、その我が子たち全員が健康で成績優秀で、そして各自が20代、30代、40代と成長した今、それぞれが一流企業で働き、フランス語、日本語、英語の三言語を使っている。
高い学費やお稽古事などは各人の自由であり、それぞれの方針があるだろうが、私の場合は、教育に浪費せず、子育てに見栄を張らず、こうして現在に至っている。
この世にはこんな楽な、そして親子共々、こんなに楽しい子育てもあるということを多くの方々に知ってほしい。


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