どうして日本から敢えて海外移住するのか?  BLOGOS

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日本人の旦那さんだったらたぶん今のこの生活は無かったと思う。
私が日本を出たのは30歳の時だが、今の夫(コロナで亡くなったが)と結婚しなかったらあのまま長男と2人で日本に住んでいたとしたら、、

先ず長男はフランス語の「フ」も知らない40歳だったであろう。
長男は就職氷河期世代なのでどんなに優秀でも就職には苦労したと思う。
まぁこの就職氷河期世代というのは日本に限らず世界共通事ではあるが。
語学力は当然私も同様で此処までフランス語は学べなかったと思う。

茅ケ崎の実家で両親の介護に草臥れ果て、両親を看取ってからは実家を売却して弟たちと三等分しても大した額にもならず、それを元手に何か不動産を買うなんてことは出来なかっただろう。
そして今の二男と長女はこの世に存在しておらず。
62歳となった私は日本でどんな暮らしをしていただろう。

ひょっとするとコロナワクチン接種さえもまだ完全には受けておらず、何処かの小さなアパートで東京五輪を観て、何処かでパートでもしていたかも知れない。
日本ではこの齢で更には女性だとパートも細々としたものが殆どだと思われ。
そして一番恐いのが今のこの難病だ。

たぶん日本では今のような治療も受けられずにいたのかも知れない。
日本では確かに難病扱いにはなるが、治療費だって全額などとても支払われず経済的にもかなり大変だったと思う。
こうして想像しているだけで泣けてきた。
今のこの部屋には違う人が住んでいて、ケベックシティ郊外の湖🏠も、そしてパリの家もイルドフランスの田舎家も何もかも他の人たちが住んでいたのだろうと思うと不思議な気分にもなるが、それよりもやっぱり物悲しく。
あの30歳の時に思い切って日本を離れて私と長男の場合は大正解だったのは間違いない。
二男と長女、そしてうちの彼にも出会えなかったわけである。

想像しただけで号泣レベルの悲しさだ。
学校の教育システムと医療、語学力、仕事、などを考えると海外移住して本当によかったと痛感。
私も長男も。

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