重い人

ドラマ『たとえあなたを忘れても』に登場する沙菜みたいな女性が私は一番苦手である。
こういう執拗な女性が付き纏っている男性と付き合ったりすると非常に面倒で、最終的には殺傷沙汰になる可能性も高い。
こういう女性は何事にも感情的で非常に執念深い。

こういう一途な女性というのはどういうわけか生涯男性から深く愛されることは無く、だから余計に執拗に人に付き纏い、嫉妬深く、自分にとって都合のいい嘘も平気でつく。
そういうところがまるで怨念そのもので、だからそういう女性を私は嫌う。
やっと念願叶って自分の好きな男性と一緒になっても、世の多くの男性はそこまで執拗な女性を愛するケースはほぼ有り得ず。

自分の手のなかなか届かない女性を好きになる男性は意外に多い。
が、そうやって自分のことを一途に愛してくれる女性に妥協して一緒になる男性が一般的だが、実は心の中は意中の女性を生涯想い続けたりする男性は決して少なくない。

ドラマを観ていると前世や後世の話まで持ち出したりしてほんとにほんとに沙菜は重過ぎる。
前世の記憶というのは遺伝子の中に組み込まれた自分の先祖たちの記憶であり、人間に生まれ変わりというものは無い。

もし自分が男性だったら、こんな重い女性は後生御免被る。
自分には誰かを執拗に愛するという気持ちは皆無なので、こんな寝ても覚めても一人の男性だけを想うなどとても出来ない。
到底無理。
もちろん誰かを好きになる感情はあるが、此処まで他人様の懐や心に入り込むことだけは決して出来ない。
自分以外の人間を拘束することは私には絶対に出来ない。