日本人特有の発音

今やドラマの半分以上程が字幕になっている「カムカムエヴリバディ」。
そんな長い時間、あの日本人特有の、日本語の「ラ行」そのままの英語を延々と聞かせられるのは相当ツライ。
言語は耳で覚えるもの。
それをあんな下手な英語を毎朝聞かされる日本国民にはあまりいいことでは無いだろうと実感。
俳優さんたちには申し訳ないが、あんな聞き苦しい英語が「流暢な英語」だと思ってしまう日本人がどうか増えないよう願うばかりである。
日本人特有の発音は海外では人種差別の一因ともなっている。

ドラマにほんの僅かな瞬間だけ登場する、たぶん通訳が本職であろう日本人女性の通訳の方の発音、あれだけは本当に素晴らしい。
主役のひなたと日系米国人役のアニーの発音はまるでダメだ。
まるで口内炎を患っている英語圏の人みたいな発音が実に聞き苦しい。
英語圏でもフランス語圏でも、例えば口内炎を患っていたり、歯科医院にて麻酔治療後などはさすがの彼らでも「R」や「L」の発音が難しくなる。
ひなたやアニーの発音はまさにその時のような発音で、それが延々と続くから聞き苦しい。
安子役の俳優さんは発音がきれいです。
るい役の俳優さんは発音を呑み込むようにしてしまうからよく聞き取れず惜しい。

本物の、日本以外の国で生まれた日系人の発音はネイティヴ並み。
日本で生まれ育ってもほぼネイティヴに近い発音の日本人も決して少なく無い。
ただ言語というのはああしてずっと断続的に耳から入って来ることで悪影響を及ぼすこともある。
まぁドラマの設定上、仕方の無いことではあるが。

英語の「R」と「L」の音は日本語には無い音です。
どんなに訓練しても出来ない人は出来ない。
言語とはそういうもの。
才能というよりも、これは一種のセンスみたいなもの。
これはフランス語も同様で、あの日本語の「ラ行」そのままで発音したら物凄く恰好悪い、英語よりも更にもっと格好悪いことになる(笑。
あの美しいフランス語も台無しになってしまう。
その酷さはエッフェル塔をはじめ、あの美しいパリの街を崩壊させてしまうほどの、まさに「フランスの美」そのものを台無しにしてしまう、それくらい酷いものである。


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