誹謗中傷の簡単な片付け方

FBやツイッターなど、また日本のブログ会社などを見ても誹謗中傷を徹底して切り捨てる、叩き潰す、という方法がいろいろ登場して来てとても助かっている。
要するに外野の声を一切取り込まないという徹底した方法が次々に生み出されている。

ところが日本では、元来の儒教思想からなのか道徳云々から分析・対処しようとするが、それでは身体が幾つあっても足りないだろう。
此方では日本とは全く違っていて法的処置が非常に厳しく、またそれを第一とする。
殺人犯など凶悪犯に道徳や性善説で訴えても時間の無駄、ということなのだろう。

日本の芸能人などが「これ以上、誹謗中傷が止まないのであれば警察に言いますから!」と声を大に騒いでいるのをよく見掛けるが、実際に警察に通報する時に声には出さない方が身の為。
「これから通報します!」というのは単なる脅し程度だと此方ではよく判断されてしまうので極力誰もが避けていることだ。
911への通報の仕方も小学校の低学年のうちから指導授業がある。
これを言うと「やっぱり米欧は物騒だからでしょう」などと失礼なことを平然と言って退ける日本人もたまにいるが、そういうことでは無い。
それだけ日本が安全だと思い込んでいること自体が脳内お花畑なのである。

悪人に向かってどんなに「良い人になりましょう」「人の心の分かる人間になりましょう」などと訴えたところで「はい、そうします」などと難無く切り替えが出来るのであればこの世から犯罪は無くなるわけで、そんな夢のような展開はこの世では先ず有り得ない。
残念ながら永遠に。

それ以前にどうしたら悪人から自分を守ることが出来るか、それを考えることが先決だ。
FBやツイッターでは何度も繰り返して悪事を働いているのは最終的に警察などに通報される結果となるわけなので最初から個人で警察介入を希望してもそれなりの証拠も必要になって来るから、これは最初からFBやツイッターに任せた方が賢明。
「少しでも悪い芽を摘み取りましょう」という発想も私は日本人だから分からなくも無いが、それをやっていたら自分の大切な人生が終わってしまう。
甚だしく自分自身を犠牲にしてしまう。
今はそんな時代では無い。
だからそれはその道の専門の人々に任せた方がいい。
攻撃するだけでは無く悪人を助けて改心させることもあるがこれは実際にやってみると「奇跡」に等しい。
それだけ大変なことだ。

私はインスタはよく知らないが、最初は誹謗中傷が凄くて大変だったけど今は随分と改善されたよ、と彼兄が言っていた。
FBもツイッターも最初は「あなたの好きな食べ物は何ですか?」等というレベルから、詳細の説明は全文英語の時代を過ぎ、今は世界各国の言語で表記されるようになってかなり大きな進展があった。

SNS時代になって世の中は大きく変わってしまったと嘆く人もいるようだが、私はそうは思わない。
いつの時代も、古代からいつも人間の世界はこんなものだ。
こんな程度のものだ。
人を攻撃する人、人の命を平気で奪う人、そんな悪人はいつの時代にもいる。
だから現在だけが特別ということでは無い。
いつの時代にも人間は自分を守る術を覚えて少しでも賢く生きればいいことであって、それは割と簡単に出来ること。
命を懸けてまで思い悩む必要は無い。
何と言っても一番は自分。
自分を大切に。
自分を大切に自分で自分を守りながら生きていれば少しでも生き進むことは可能だ。

日本で今まで公けに言われて来た方法ではとても収拾は付かないだろう。
日本は何でもやり方が甘いのだ。
情と絆で何とかならないものかと、そしてそんなことを言い合い庇い合い支え合っているうちに総倒れになってしまう、日本社会はいつもこの繰り返しである。
悪く言えば口先だけってことさ。
悪を退治するためには自分も悪に変わらなければ無理だ。
悪には悪で報いる、これしか方法は無い。
目には目を、歯には歯を、でなければとても対抗して行くのは無理だ。
善悪の分かる、そして心の強い人間であれば、そのまま悪に染まることは無いので不安に思わなくてもいい。
見掛けは天使みたいな悪もいるからね。
これは一番恐ろしい。


ランキングに参加しています。
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へ
にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村