時々ツイッターなどで、芸能人などを見ては「私もあんなに綺麗だったらいいのに…」みたいな
溜息混じりっぽいツイートを見掛けるが、なにを仰るか。
ああいう人前に出て仕事する人たちは絶えず顔だの体型だの頭だのに手を加えているのだ。
改造するのに日夜専念しているのだ。必死で。
化粧も髪型も専門家たちにやってもらえるから仕上がりが素晴らしいのだ。
身なりも流行の最先端をコーディネートしてもらっているのだ。
それが彼らの仕事なのだ。
そういう人たちを見ながら我々がそんなに落ち込む必要は無いのだ。
素のあなたを愛する人が周りに何人もいるではないか。
人気（にんき）というのはその言葉の如く、まるで幻影のようなものなのだ。
ただの「気」で、これはいつでも消えたり現れたりする、確実なもの確定されたものではないのだ。
着古したよれよれのTシャツ姿で、もちろん素顔で、
ベッドに静かに横たわってこれから寝入ろうとしている時に
此方を見ながら「綺麗だ」「愛しているよ」と言ってくれる人がいれば
もう他に何も要らない。
あなたの自然な姿を愛して優しく見守る人がいることを忘れないでほしい。
それはパートナーや家族、友達だけに限りず、見ず知らずの人かも知れない。
外見だけに限らず、あなたの存在そのものを愛している人たちがどれだけいることか。
綺麗というのはマツエクや植毛やカラコンや化粧などで作られたものを指すのではない。
生まれたままの姿を綺麗と言う。
どんなことしても整形できないもの、声や心も綺麗でありたい。
そして健康に、生き生きと。
そしてそして、自分の好きなように生きて、自然に思うがままに生きて。
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