私には子供が3人いますが、長男と長女はパリに、二男はケベックシティにいます。
3人それぞれの暮らしがあって、それぞれが別々に暮らしています。
単なる距離だけじゃなくて、すっかり3人とも一人前の大人として、私の元から離れて、それぞれの生活があります。
その3人の子供たちと、この年の瀬にメッセンジャーで一緒に話すことが出来ました。
それで話題になったのが各人のお父さん。
3人のお父さんたちがどれだけ立派な人たちだったか、子供たちに話してあげました。
3人それぞれが、どれだけ深く私を愛してくれたか、ということを話しました。
私を裏切ることなく、最後まで愛してくれたという話です。
彼らの愛情を裏切って滅茶苦茶にしたのが母親であるこの私であることも子供たちに話しました。
そんな情けない私を最後まで彼らは愛してくれました。
私の現在の大病はたぶんその罰だと思います。
病気は辛いけれど、でもその罰を受けているのだと思えば、なんとか耐えられます。
長男の父親は茂夫さん。代々の江戸っ子。41歳の時に癌で亡くなりました。
二男の父親はジャン・クロード。フランス系アイルランド系カナダ人。現在80歳でアルツハイマーですが辛うじて私のことはまだ憶えてくれているようです。
長女の父親はシルヴァン。フランス系イタリア系カナダ人。私よりも一回り年下で、2つの画廊を経営しています。
彼らを誇りに思います。
彼らの子供を産むことができて本当に私は幸せです。
心から感謝します。