苦しい時、悲しい時

不幸や悲しみ、失望のどん底に落ちた時に私の実行すること
自分と大切な人たちだけの幸せだけを願い、美味しいものを食べて、可能な限り、優雅に贅沢に快適に過ごす、これがいつもの私のやり方だ。私は基本的に外食では幸せにはなれない人間だ。テイクアウトとかはいいけど、特に北米ではチップってのが加わるでしょ?あれで幸せ感が半減しちゃうの。慇懃無礼な、感じ良いんだか悪いんだか分かんないようなのにチップなんか払いたくないのだ。また、コーヒー一杯にしても、外で飲むんだったら、家でインスタントコーヒーを大きなカップでミルクたっぷり入れて飲んだ方がまだ美味しいと思う。自分と大切な人たちだけで、快適な部屋で、食卓を囲んで美味しいものを食べるの。絶対に自分たちを情けない気分にはさせないの。私はこういう時のためにお金を使う。悲しい時こそ、綺麗に化粧して、お洒落していたいから。でも、家で過ごす時は、何も手を加えない?方が快適なので。他人が入れば当然化粧はしますよ。だって相手に悪いもんね、この凄まじい顔を見せちゃったら。そしてこの楽しいひとときを一度限りで終わらせるんじゃなくて、ずっと続けるのだ、可能な限り。特に冬の寒い部屋とか、冷めてしまった食事というのは哀れさを誘うので、絶対に避けなければならない。とにかく自分にとって、そして自分の愛する人たちにとって、心地良いことを繰り返せばいいのだ。
今回のParisでの帰国前夜に、大切な人たちと一緒に、シャンペンを何本も空けて、新鮮な海老やキャビアを食べまくった。シーフードスパゲティやシュウマイ、寿司など、それぞれ美味しいお気に入りの店からテイクアウトした。ラデュレピエール・エルメからも配達してもらった。もちろん父のことは心配だったけど、なるようになると思う他無かった。間に5500kmあるんだもの、ジタバタしてもどうしようもないよね。私が翌日に帰国するなんて夢にも思っていない人たちもいた。人から見れば自棄食いに自棄酒かも知れないけど、いいじゃない?なんだって。でもね、今思い出しても、ほんとに美味しかったな〜♪って。高級ホテルに一泊して、リムジンで空港に乗りつけようとか思っていたけど、それは止めたの。美味しいの食べたらもうそれで満足しちゃったから。お得に出来てるよね、私って。