「瞳の色」への反響

先日のブログに書いた「瞳の色」にも沢山のお声を頂戴した。
私が知っている限りの欧米人たちには一般に無関心な様だが、日本の人たちには詩的な意味さえも持つ。
このブログを書く際にも回りの人たち(カナダ人、フランス人)に質問してみたのだが、「なんでそんなことにこだわるのか?」とか「そんなに珍しいことなのですか?」とか、中には「ピンク色の瞳」などとふざけていた回答者(?)もいたように思う。
自分の親兄弟の瞳の色を即答出来ない人など山ほどいる。
確かに日本人には珍しい、というのも理由にはなるだろうがなぜか「花を愛でる」に共通するものがあるように思う。
日本の人との対話で、お互いの感動や共感を話し合える時って、お互い日本人でよかったなあと痛感する。
欧米人でも同様の人はいるし、まあ、ナニジンだからとはひとえに言えないけどね。
日本人でも「この人、感動回路がこわれているのかしら?」って人もいるし。
それでも圧倒的に日本人には感動を「あ、そう」「わ、きれい」だけで片付けない人がたくさんいると私は感じるのだ。


それと同時に我々日本人の瞳の色は皆一様で・・・というご意見も多かった。
私から以下のことを言ってしまうと、女性と男性の立場は違うよ〜と言われそうだけど、欧米人の男性と付き合う時、必ず誉められるのがこの漆黒の瞳と髪。
面白い事にこれは「漆黒の瞳の女性」に圧倒的に多い体験談。
他の色だと、あまり誉められるということはめったに無いとかで、辛うじて「今日のキミの瞳の色、なんだか濁っているね」ぐらい。せいぜい体調を心配される程度で、あまり絶賛されるということはないそうだ。
じっと瞳を覗き込んで、いろんな誉め言葉を浴びせて来る此方の男性陣。
あまりにも誉められるので、この漆黒の瞳に自信を持った!というアジア系の女性は多い。
お次は髪についてだが、欧米人の夫や恋人のいる、私の回りの同僚や友達の中に、髪を染めている人は皆無である。
私も散々染めたことがあるが、いつも必ず元の髪の色に戻ってしまう。
日本の美容院では、「髪の量が多くて重く見える」「少し色を入れた方が軽く見える」など決して誉めらたことがなかったのに、此方に来て初めて「羨ましい!これだけの髪の量だから『ゲイシャ・スタイル』に出来るのですね!」
ゲイシャ?ねえ・・・、あんな頭にしたら私はどうしたらいいんだ!)、「この髪の色で若々しく見えるのよ、アジア人は。私も黒髪だったらよかった」(折角の綺麗なブロンドを真っ黒に染める若い女の子が多い、なんで〜?)、「あなたのような直毛にしたくてどれだけ苦しい思いをしてきたか・・・。」(アイロンをグイーッと当てて折角の美しい天然カールを真っ直ぐにしてしまう、キャ〜)・・・などと誉められて、というか羨ましがられるのには本当にビックリした。
それも綺麗なプラチナブロンドや美しい巻き毛の皆さんが誉めてくれるのだから、まったく場所が変わると、ものの見方も変わってくるのね。
Gとの一番最初の出会いもこの髪からだった・・・。
そういえば先ほどGと喋っていてカンヌ映画祭の話になったのだが、内容をブログに書くにはもう少し確認が必要なので、詳しくは後日に・・・ね。