実名ブログ

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20080408/298256/
確かに、欧米人たちは、ネット上に実名を公表している人たちが多い。
欧米人の友達らに、自分のブログを紹介すると、彼らの閲覧後、開口第一番が決まって「あなたの名前が見付からなかったけど、あれは本当にあなたのブログか?」と問われる。「そうだ」と答えると、「どうして自分の名前を入れないのか?」と。実名は晒したくないと答えると、実に不思議そうな顔をされる。
この記事が言っているように、名刺代わりにビジネス上で使うブログであれば、実名であった方が当然いいだろう、PRなんだし。欧米では、自分を売り込みたいからこそブログを書いているという人が多い。彼らには、目的意識も無くてブログを書くという、その意味自体が分からないらしい。たかがブログを書くのに、どうしてそんなに覚悟して書くのか、わざわざ目的意識なんてものを持たなきゃならんのか、遊びでフラフラ気儘に書いてはいけないのか?そのブログの種類にもよるだろう。
例えば、日常的なブログをそんなに意気込んで書いたらヘトヘトになるだろうし、書く楽しみも無くなる。この辺の感覚は、欧米人と話し合ってもお互い「分かんないよ〜」で終わったりすることもあるけれど、ちょっと頭のいい欧米人であれば、「そうか、日本人の場合、そうなのか、なるほどね」と、それ以上、議論したり、深追いされることも無い。まぁ、誰かさんの顔に「これ以上深追いすんなよ╬ ピキッ!」とでも書いてあるからなんだろうけど。


芸能人たちが使う芸名というのはどうなんだろうか?
これにもいちいち文句が付くのだろうか?
ビビッて芸名付けましたってことなのか?
匿名だろうが、芸名だろうが、実名だろうが、人の自由だ。


米国の例が良い事だと言い切っている面も疑問に思う。
日本を欧米と比較してみて、蔑んだような、上から目線的な発言や発想は、私は好きじゃない。
そんなに欧米が偉いんか!と言ってみたくなる時がある。
私は、日本人の「慎重さ」「思慮深さ」が好きだ。


メールの場合、ブログ上で知り合った人同士でメール交換などする時は、私は必ず実名で書くようにしている。
初対面の方々から頂くメールもきちんと実名が記されているのに、私がハンドル名で返すのは非常識というものだ。
メールのやり取りがあっても、何年もずっとそのまま本名も顔も知らされないというのは、ちょっと哀しい人間関係だと思う。
でも、どんなに相方さんの本名を知っても、最初からハンドル名で始まった人間関係の場合、ずっと呼び掛けはどうしてもハンドル名を使ってしまう。なんかその方がしっくり来ると言うか。そんなハンドル名の使い方もあっていいと思う。