とてもカッコイイ曲調だけど、もうこれからの時代、男女の別れでどうしたこうしたという、しかもその別れによって血を流すような、そんな発想や動画は時代遅れのように感じる。
いつの時代も男女の関係は同じみたいな、なんだかいつまで経っても冴えないな～と、こういう動画を観る度に思うのだ。
この２年以上に及ぶコロナ禍が何を地球に与えたのか、ただただ病状自体でどうしたこうしただけではなく、地球に非常に大きな影響を与えたと思うし、自分の生活もすっかり変わった。
一人の人間が一人で確立して行く、感染症があればどうしても人と人との距離は置くわけだし、それによって暮らしや考えがまるで変ってしまった。
自分で自分を守る生活、一人一世帯の生活、我が家ではそんな感じ。
人間同士いつも一緒に居なくてもいいと思うし、一緒に居なければ関係が希薄になってしまうという感覚や考えは古臭いと私は思う。
昔ながらの生活を大切に、という人はそうすればいいわけで、もっと人間は自由になった方が私は幸せだと感じる。
私にはたまたま面倒な病気があって、コロナなどからの感染から自分の身を守るために、自分が愛する人々とは別に、一人一世帯の生活の中で生き始めた。
世の中と絶縁したわけでは無く、誰とでもいつでも会える、でも普段は自分一人の生活を守って行く、、家庭を築くにしても従来のやり方とはちょっと違う、そんな感じだ。
先日も空港で多くの人々を眺めていて、あの握手とハグの米欧人たちの変貌ぶりにも（もちろん従来通りに抱き合ったりしている人々もいるにはいるが）、そうか、世界はコロナ禍から随分と変わったのかと改めて実感。
連日、ツイッター右側に出て来るジョニー・デップたちの裁判などにしても私がまさに27年前に行なった裁判を彷彿とさせられる内容で、正直言って「まだこんなことをやってお互いを傷つけ合っているカップルがいるのか」と、なんだか昔の映像を目の当たりにしているような、そんな気分になる。
人間同士の距離が遠くなり過ぎると少子化云々とか何処かのジジイたちが挙って言いそうだが、じゃぁこうして争うカップルたちから何が生まれて来るのか。
何が生まれたのか。
そんなことを考えさせられる裁判や血生臭い動画を観ていると、ちょっと方向を転換させるだけでまた新たな人間関係がどんどん生まれて来るのに、とも思う。
人間の遣い方、人間としてこの世に生まれて来た、ではその人間としての身体や感情をどう遣ったらいいのか。
お互いが争いを繰り返し、憎み合い、時には殺し合ったりという、そんな原始的な生き方はこれからの時代には合っていないと思う。
このコロナ禍で失ったものは確かに大きい。
でも此処まで自分たちを犠牲にして、（夫や身内などの）人命さえ犠牲にして学んだことも更に大きいと今の自分は思う。
SNSの繋がりなどを非難する時代も、もうとっくに終わっているとも思う。
新しい時代へ、新しい地球へ、生き方を変えて行きたい。
