元々、(どこの国であろうとも)王室皇室にはあまり興味が無い。
元来の、人間は皆平等である、というのが私の考え方、生き方なので。
小さい頃は、どこかの国のお姫様や王子様に憧れていたし、そういう類の童話が大好きで、母や従姉に読んでもらうとうっとりと眠ってしまうような子供だった。
昭和天皇と平成天皇と浩宮は、母方の祖母とうちの父と私と、それぞれ同い年なので、学校行事や結婚など人生の節目が重なることがよくあったせいか身近に感じることも多かった。
といって、母方の祖母にしろ、うちの父にしろ、私にしろ、彼らに対してちやほやする気持ちは毛頭無くて、ただただ同い年のよしみといった感じなのである。
多少なりとも親しみを感じているのは確かである。
ところで…
皇室家系図というものを今回あちこちに掲載されていたのものをぼんやりと眺めながら、ひとつ思うことがあった。
皇室の系図-皇室とっておき:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/special/koushitsu/keizu/
私のケベックでの友人、元々は仕事上の先輩と後輩という間柄にある人物が皇族ファミリーの一員であるがために、あまり皇族に興味は無いが、彼Sさんの顔を見る度にそれはどうしても思い出してしまうことであった。
ちなみに、先輩が私、後輩がSさんである。
最初は彼の身分は何も知らなかったが、知ったからといって別に態度を変えたりすることは一切無かった。
Sさんの母上様は昭和天皇の娘さんで、たった1人だけ出産した子がよりにもよって皇室では非常に重宝がられる男の子であったわけだが、そのSさんは外国人と結婚したために皇位継承から外されてしまったのである。
英国の王室でさえ、外国人との婚姻を認めているのにね。
仕事上は先輩である私は、悉くSさんを叱ったりしたものである。
私の子供たちが成長して着れなくなった服をSさんの子供さんたちに譲ったことも数回あった。
だからSさんの子供さんたちはうちの子供たちのお下がりを着ていたわけである。
うちの長女が着た七五三の着物なども、ね。
Sさんの母上様は平成天皇の妹であり、Sさん本人は、昭和天皇の孫であり、浩宮の従弟であります。
先日もコストコでばったりSさんと会いました。
久しぶりだったので話も弾んで楽しかった。
私の病気のことまで気遣ってくれて嬉しかった。
まぁそんなわけで、皇室には興味が無いし、ぺこぺこと見上げる気などは皆無だが、親しみを感じるのは確かなわけです。