五感の不思議

それまでなんとなく気に入らなかった香水。
ところが、ある日ふと、気になる人から「いい香りだね」などと褒められたりすると、その香水の価値が一気に上がったりする。

それまで邪険に扱っていたボトルも、急に磨いたり、日に透かして見てみたりして。
「好きになれない香り」から、突如として「想い出の素敵な香り」に昇格。
五感というのは、気の持ちようでいろいろと変化するものなのだろうか。


香水とは関係無いことだけど・・・
いつもフランスからケベックに戻って来ると、なんかフランスの延長みたいな、どこかケベックではない外国にいるような不思議な気分になる。
日本に住んでいた時は、どこの国から帰って来ようが、そんな気持ちになることは決して無かった。
それが「(母なる国)母国」ということなのだろうか。