硬膜外麻酔分娩 ケベックの場合

ケベックでの様子をもう少し詳しく教えてほしい、とのこと。
母国語から無痛分娩の話へ…だいぶ飛んじゃいましたね。ま、「母」という共通のキーワードはあるかな?
ケベックでは、州民全体保険の対象なので、費用はタダ。
段々と陣痛が強くなって来た頃合を見て、麻酔科医が颯爽と現れ、横向きに海老のように身体を丸めて寝かせられて、背中にチクリ!後はどんな姿勢を取ってもいいんだけど、ベッドからはもう逃げ出せない。母親と胎児の心脈と、母親の血圧を測定するいろんなコードが体中に付けられてまるでサイボーグのようだ。胎児の頭にも測定するものを繋げるので、とんでもないところからもコードが出ているわけだ。わざわざメガネをかけて分娩代の真上にある鏡に映る自分をまじまじと観察したもんね。
詳しい麻酔の説明はこちらから読めます⇒http://www.babycom.gr.jp/birth/shin/osan6.html
なぜ日本での普及率が低いのか、正確に説明されている。
今時「危険だから」なんていう時代遅れの説明はされていないのでお勧めです。
普及率は、北米で95%、フランスで98%、もちろん選択が可能。
日本での昔からのお産に対する受け止め方も大切だ。


さて、もうその辺を歩き回れないので、堪忍した妊婦は、もちろんトイレもベッドの上。
あの場に及んであまり大ちゃんは出ないが、小ちゃんの方は驚くほど排泄される。
ケベックでは余程のことがない限り、オマルを使用。金属製だけど、温められたものがお尻の下に差し込まれて、それはそれは気持ちが良い。「あったか〜い♪」と言いながら、オマルから溢れてしまうほどの小ちゃん…あれってもしかしたら羊水も一緒だったのかも。
日本では長男出産の際、尿道に管を入れられ、その後遺症が今も残っているのだ。
自分で排泄出来るのであれば、オマルを私は奨励する。
オマル奨励党、なんちって(´艸`)
出産前の浣腸も、あの痛〜い切開も無し。あれだったら何人でも産めるなぁ。
私の場合、出産回数は日本で1度、ケベックで2度。いろんな国で出産するのは面白い。
4度目はフランスで…なんて無理な話か。


私も、孫がいてもおかしくない、という歳になってしまいました。
私の母にとって初孫誕生が丁度今の私の年齢でしたから。