ケベック人からフランス人への注文

フランスからケベックに移住する人がどんどん増えて来ている。
就職のための移住が圧倒的に多いらしい。
そのためにフランス政府では、「ケベックに移住するための心得」みたいな読本を配布しているそうだ。
その中の二つの項目が読んでいて笑ってしまった。

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一つ.職場にはきちんとした服装で臨むこと。
一つ.自分の犬のフンはちゃんと始末すること。さもないと罰金の対象になるから要注意。
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特に二つ目は濃い目の文字で強調されているのが可笑しい。
ま、でもこれは確かに言えること。
残念だけど、フランス人がその地域に住み始めると、今まで見たこともないような犬のフンの放置がよく見られるようになる。習慣の違いなんだろうけど。ケベック人たちはこれだけはしない。もしする人がいたら、それはかなり頭の変な人に限る。
わが家の地域でも、湖畔に犬のフンを捨てたの捨てないのと、フランス人とケベック人たちとの小競り合いが生じ始めている。


服装については、一概にケベック人もフランス人のことを言えないかも知れないが、服装で人を評価することがケベックでは確かに多い。何も高価な服を着ろと言っているのではなく、きちんとした服装というか、TPO重視というか、割と口煩いケベック人が多い。特に公の場では、注意が必要だ。
でも別にフランス人がだらしないとは感じないけどね。とにかくケベックーパリ間を飛ぶ機内での彼らの話を聞いていると、聞こえよがしにお互いの国を貶し合っているのが目立つ。ケベック人とフランス人が仲良く話をしている場面も見たことないし。先祖が同じなのに、まったく仲が悪いのであ〜る。