ストイックなエアライン

私たちが、ケベックーパリ間を頻繁に利用するエアラインが、エール・トランザットというライン。

大西洋横断フライトという、日本の人たちには利用頻度の低そうな航路。

いつもグリーンランド上空辺りには、ワイルドな雲海が広がっている。



そして・・・
使っているパリの空港も、今までに一度も同胞らしき人を見掛けたことが無いというシャルル・ド・ゴール第3ターミナル。

見渡す限り「地味」の一言に尽きるが、実はとっても便利♪ ターミナルが平屋であるため、到着も出発もワンフロアという、まるで小さなローカル駅のような作りになっている。

ちょっと前までは、免税店街も「ここ、ほんとにパリなの?」というくらい、とんでもなく田舎だったけど、最近改築されて、なかなかな品揃えになって来ている。
だいたい我々にとって、この航路での移動は、安全に迅速に運んでもらえればいいぐらいで、それ以上の何かデラックスなサービスなどは全然期待していない。
最近では、新型インフルエンザやテロや経費カットなどの対策により、食料や飲物など全てケベック州で詰め込んで出発。パリでは清掃のみ。で、また燃料を補充したら、すぐにケベックモントリオールに飛んで戻るという、まさしくタッチ・アンド・ゴー並みのフライトを実施しているそうだ。
なるべく乗客をぎゅうぎゅう詰めにして飛ぶため、一番長い航路は、トロントモントリオールケベックーパリで飛ぶ節約フライトもある。
で、今回一番驚いたのが機内食の簡素化。
もうまさしくケベックのスーパーマーケットで売ってそうな冷凍ミールそのもの。

特にビックリは、「朝食」として出て来たこのチャオマイン(焼きそばみたいなもの)。

このメーカーは、ケベックのMAXIというスーパーマーケットのメーカーなんですよ。我々にとっては、見慣れた馴染みのメーカー。全部メイド・イン・カナダ。特にパリ発の場合、今までのようなフランスの美味しい乳製品やパンは期待出来なくなってしまった。我々にとっては、何とも言えない複雑な気持ちだけど、なんと回りのフランス人たちが「おお、カナダのもが食べられる〜♪」と大喜びな様子がこれまた可笑しくて。
まあ、そんなわけで、ケベック州新型インフルエンザの心配がほとんど無いということから、フランスからの旅行者が数多く来ていて、ケベックの豪雪や厳寒に驚きながらも嬉しそうな様子。それを迎え入れるケベック人たちは、「ワクチン接種してからケベックに来て下さいよ」と、またそこでフランス人たちに意地悪発言をするのであった。



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