生活水準

ケベックの生活水準は、フランスよりもずっと上だ。
悔しいけど、これが真実だ。
・・・と息子は言う。
公衆トイレの普及率や、衛生面など、生活の基本はケベックの方が比べにならないほど上だという。
私もそう思う。
パリの人たちの素朴さを、日本から行った時は「シック」だと思ったし、見るもの聞くもの何でも物珍しかったけど、ケベックから行った時は正直なところ「みすぼらしい」と感じることが多かった。これは、パリの15年以上もの時代的変貌や、驚くほど増えた移民にも原因はあるのだが。
其々の国に良い面&悪い面があるのは当然だ。
其々の弱点と言った方がいいだろうか。



フランス大好き

しかしながらも、どんなにフランスに不便な点が多くても、息子と私はフランスを愛し、生活の拠点を築いた。
息子は、もう二度とケベックで生活することは無いだろうと言う。
勉強も、仕事も、友達も、隣人も、すべてすべて、息子はフランスでの生活を満喫している。
私にとってケベック(カナダ)は「結婚」*1、フランスは「恋愛」*2のようなものだ。
だから両方共、必要なのだ。
日本は?「ビジネス」*3かな。もちろんその前に「母国」だけどね。

*1:「安定」

*2:「ときめき」

*3:「閃き」