「正直、中学受験なんてしてもしなくてもいい」受験指導専門家・にしむら先生が断言する深い理由 (with online)

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この「にしむら」という人が私には誰だか知らないが、言っていることは正解。
もし私が日本で我が子たちを育てたとしたら保育園から大学まで全部公立にする。
なぜなら一銭でも税金を無駄にしたくないからである。

日本は保育園や高校や大学も国立、県立、市立などがあってほんとに羨ましい。
私が暮らすケベック州、カナダでは公立は基本小学校と中学校だけ。
保育園で国や州が加担しているところもあるにはあるが、元々は私立のところに国などが援助しているレベルだし。
高校や大学も国や州が援助している部分もあるが、れっきとした公立は無い。
だから学費は決して安くない。
生活保護受給や低所得の家庭であれば学費もかなり安くはなるが、といって、生活保護受給や低所得であることを申請するためには様々な証明が必要だし、またそういう保護を国や州から受けると当然ながら始終政府からの監視が付く。
本物の貧乏になったらなったで24時間365日の監視付きである。
国や州の税金を使うわけだから当たり前のことだし、これはどの国も同様であろう。

その点、日本では公立の学校の数は圧倒的に多く、選ぶ余地もいくらだってある。
フランスも公立が多い。
我が子たちを大学から渡仏させたのはそれが最大の理由である。
ケベック州とフランスとの交流もあるから簡単だし、同じフランス語圏なのでフランス語に関しては全く問題も無いし。

で、社会人になり、いい会社に入り、豊かな人生を送るのが一番なんである。
一流を希望するのであれば一流の公立を選べばいいだけのこと。
3人の我が子たちが学んだ大学も世界大学ランキングにおいてそれぞれが理数科系なので上位にランクインしているし、世界的に見ても恥ずかしくない学歴や職歴は、なにもそんなにお金をかけなくてもいくらでも可能なことである。

この記事は結局はこの「にしむら」という人の書いた本の宣伝のようだが、だからといってこんな本を買うのは無駄というもの。
日本人は自分で考えることをあまりせず、絶えず周りを気にしてばかり、自分と周りを比べてばかりの人々が非常に多いという不思議な人種でもあるが、自分の人生は自分で考えればいいだけのことである。
折角持って生まれた脳をフルに遣わなければ勿体無い。







要は、その人間がどんな大人になるか、どんな大人になってどんな人生を歩むかにある。