自殺幇助の国 スイス

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日本ではスイスといえば爽やかな印象ばかりで語られるが、米欧では、時に、場合や人によっては、「人殺しを法律で認められている恐ろしい国」という見方が圧倒的に多く、スイスへの旅行はいいが、スイスに住みたいという希望者は非常に少ないと言われている。
つまり、スイスの法律というのは全てが万事そういうことだ、と。
戦争においても中立国で、一見平和を主張する国のようにも見えるが、その実、平気で人殺しも出来る国、ということでもある。

死にたいほど苦しい、というレべルの苦しみがこの世にあることはよく認知している。
しかし、「あ、そうですか。あなたは死にたいんですね?分かりました。ではこちらへどうぞ」と死への扉を簡単に開けてしまう、そんな国を私は素晴らしいとはとても思えず。
要するに「綺麗な国なんだけどね、、うーーん、、」と反応する米欧人は非常に多く、私も彼らと同様の感覚をスイスに対して持っている。

物価も信じられないほど高く、貧乏人は絶対に受け入れない、という体制も、まるで氷のような、刃のような冷たさと残酷・残忍さを感じるのは私だけだろうか。
非の打ちどころの無い、見た目も美しく、考え方も非常に平等で、、でも人命に関しては、人の貧しさや苦しみ対しては冷酷で、、なんか丁度そんな人を連想してしまうような、、
私にとってスイスはそんな国だ。
旅行にも行ったことは一度も無いし、通り過ぎたことも無く。
勿論のこと、こんな国に住みたいだなんて考えたことは全く無い。

スイスと比べればフランスや、カナダ、そして日本が如何に人間臭い、どんなに表面を繕っても必ずバレてしまうように正直で、汚いところもあるが、でもあったかい、、カナダなどは一部州によっても自殺幇助を認めるべきだという法律が掲げられた時期がほんのわずかの期間あったが、結局それは人間としてどうなのか、という声が多く挙げられ、それ以来は自殺幇助は認められていない。
そんな迷いのあるところが私は非常に人間臭いと思うし、そんなところに好感が持てるのだ。
スイスなんかに生まれなくてよかった、自分はスイス人じゃなくて本当によかったと、こういう記事を目にすると痛感する次第。