幾ら遺言とはいえ、笑いの絶えない葬儀だなんてふざけていないか？
上島さんは自ら命を絶ったんだよ。
芸能人たちのインタビューなどを見ていると「俺だけが知っている竜ちゃん」みたいな人たちが圧倒的に多いが、そんなに懇意にしている、大勢の人たちから心から愛されていたら自殺にまでなど追い込まれないと思うのだ。
いつも懸命にひたむきに芸に打ち込んでいた上島さん。
懸命過ぎて自分の身体までプライバシーまで犠牲にして世に曝け出してしまった、、上島さんを見ているとそんな気がしてならない。
「そこまでしなくもいいんだよ」と傍で上島さんに助言してあげられる人はいなかったのかも知れない。
所詮みんな自分が可愛いからね。
これは人間誰しもだけど。
ただ、葬儀ぐらいは静かに、涙をこらえての笑いとかそんな偽善はどうでもよく、たった一人で死に直面した最後の上島さんのことを考えながら送り出すべきである。
神聖なお棺におでんなんか入れるな！
上島さんはどんなことしてもおでんなんか食べられないのだから。
あるコントの中で煙草の吸殻の灰が入った水を志村けんが上島さんに飲ませた場面を先日見てから、なんだか志村けんのことが一気に嫌いになってしまった。
ああいうお笑いの縦社会も残酷で凄まじい世界なんだろうなと痛感。
志村もそこまで苦労してあそこまでの芸人になったのだろう。
多くの人々を爆笑させる、これは想像を絶する大変な仕事だと思う。
上島さん、笑いをありがとう。
どうか穏やかに、天国で。
