日本を離れてよかったとしみじみ思うことがある。
あの面倒なシガラミから解放されたことがなんといっても一番。
人が亡くなって何回忌だの、あとはいろんなご祝儀だのだのだの…って面倒なんだよね、日本っていう国は。
その一つ一つの意味は、私も元来日本人だからよく理解できるが、でも面倒で堪らないい、耐えられない。
そんなことに使う時間やお金が勿体ない。
他の有意義なことに使いたいのだ。
私は墓などに入る予定は無いし、第一、自分の墓などは決して作らない。
この世に生きた証しなんてどうでもいい。
3人の子供たちをこの世に残したからもうそれで充分である。
また、パリとケベックに複数の不動産も残した。
これらが、私がこの世に残した証しである。
墓だの、祝いだの、悔やみだのってのが鬱陶しいことこの上ない。
立つ鳥跡を濁さず、である。