穏やかな一日

今日の最高気温は26℃。
昨日からの夏日、このままずっと続けばいいのに。
夜になるとかなり涼しくなるので、家中の窓を閉めなければならない。
パリも30℃を越える暑さだったようで、暑さに弱い長男はだいぶ切なそうだ。
南仏の別荘の話をしようとしても、「暑そうな話題はまた後にしてよ」と顔を顰める。話題さえも、ちょっとでも南っぽいともう駄目らしい。
フランス国内の暑さなど、日本と比べたらだいぶ凌ぎ易いだろうに、ああしてちょっとでも暑くなると「暑い、暑い」と団扇片手に茹だってしまう息子なのである。




天気の良い日は、洗濯物は、なるべく乾燥機を使わずに外に干すようにしている。一時期、私の住んでいる辺りでは、洗濯物を外に干すことが禁じられていたが、道路から見えないように干すのであれば問題無いと数年前からルールが変わり、心置きなく太陽からの恩恵に与ることが出来るようになった。
洗濯物を干してから、しばらく庭を散策した。
小動物や虫を恐れる私は、この涼しげな森の中に入って行くことが出来ない。

植物の名前などはよく知らないのだが、自然の中に咲く花が好きだ。






数日前から気になっていた、今年初めて見る植物。
いつもデッキの上から、「妙な植物があるな」と思って見ていたんだけど、傍に行ってみたのは今日が初めて。高さが丁度私の背丈(160cm)ぐらいか。

黄色の小さな花が固まって咲くらしい。葉っぱが野菜っぽい。
それにしても、かなりグロテスクだ。




ラズベリー
熊に先採りされないうちに食べなきゃ。
熊と競っているようでは、とてもじゃないけど痩せられませんな、私。




母が植えたもの。
母よ、ナデシコさんは、ここまで復活しました。

今年は、やたらカマキリたちに卵を産み付けられたこの花も、無事に開花し始めました。

隣も同じ種類なんだけど、色がちょっと薄いんだよね。形も弱々しいし、冬の除雪の塩で痛んでしまったらしい、だいぶ株全体が小さくなってしまったよ。

これは、まだ開花せず。これの隣で復活したもう一株は、その近くに植えたクレマチスを毎日見に行く度にうっかり踏んづけてしまい、また消えてしまいそうです。スミマセン。

母よ、報告以上。




今のところ、開花しているクレマチスはこの種だけ。

他は、なんだかやる気無し。
というか、上手に蔓を伸ばせずにウジウジと、なんだかみんなとっても内気なようだ。




玄関横の寄せ植えからは、今まで見たこともない変わった色合いのゼラニウムがこっちを見ていた。
今まで隠れていたのか。
苺&クレーム・シャンティイみたいな色合いが可愛い♪




今までのあまりの涼しさでプチ紅葉?
というか、ローレンシャンは、だいたい7月中旬ぐらいから、少〜しずつ紅葉になってくるのが恒例。
だから、「新緑が美しくて・・・」なんて言っていられるのは、なんと5月末から7月始めぐらいまでなのですよ。最初は、びっくりというかショックだったけど、今はもう慣れました。

デッキからズームで撮ってもこれくらいしか撮れない。
他の黄色っぽく見えるのは紅葉ではなくて、太陽の光が当たっている部分です。




次はデッキからの今日の眺め。

そう言えば、今日は日本で皆既日食が見られる日だ。
46年振りとか?
私は以前に、ケベックで日食を経験したことがあるが、完全な皆既日食じゃなかったけど、デッキに一人で椅子に座ってその時を迎えた記憶がある。長男がまだ小学生の頃だから、16、7年前だと思う。丁度季節は今頃だったような。天気の良い日だったけど、日食が始まると、何となく青空が奇妙な色に変わって来て。黒っぽい薄青というか。湖が群青色になって、風が吹き始めて。気温もちょっと下がって来る。ほんの数分間だったけど、あの経験は忘れられない。太陽がもし無かったら、とんでもないことになるんだなと実感した記憶がある。
先程、日本からの生中継をPCで見た。大混雑でやっと繋がっているような画面だったけど、あのダイヤモンドリングも綺麗に見えましたね。素晴らしい☆




のんびりと暮らして、だいぶ元気になって来た。
まだちょっと仕事は無理だけど、以前よりは良くなって来ているので、一応ホッとしている。

元々健康だけど、これもやっぱり年齢的なものなのか。
ま、孫がいてもちっともおかしくない年齢になったわけで。
まだ一番下の娘の子育ても終わっていないのに、孫の話もないだろうけど。
その娘ちゃんが育てている苺です♪




洗濯物を取り込んでいたら、シーツの中にトンボがいた。

穏やかな一日でした。