75歳のネットデビュー

わが母75歳也。
昨日、晴れてインターネットデビューした。
最新型のPCを買ったらしく、豪くご機嫌な様子。
といっても、たぶん大半の操作などは弟が担当するのであろう。
とにかく、ケベックの私たち家族や、Parisに住む長男の様子を逸早くネットを通して見たいらしい。
そのひたむきな気持ちが、母をPCの世界に導いたようだ。
「今のPCは大学ノートぐらいの大きさなんだねえ、へえ〜〜え〜」
「これでいつでもケベックとParisに繋がるんだねえ、へえ〜〜え〜」
何度「へえ〜〜え〜」を繰り返すのか、文明の利器に心から感動している様子の母。
じゃぁ早くウェブカム繋いでよという言うと、「カメラなんか無い」と言う。
「内蔵されてんじゃないの、カメラ」というと、「そんなの見当たらない」と母。
ウェブカムでお喋り出来るのは、まだまだずっと先のようだ。
今はただ、父不在の書斎デスクの上に鎮座したPCをただ眺めては嬉しがるという段階なんだろう。
それにしても笑えたのが、マウスのことを母が「カメ」と呼んでいることだ。
ま、いいか、縁起良さそうだし。