隣の湖 Lac Delage

買い物の帰り道に、以前住んでいたことのあるLac Delage(ラック・デュラージュ)に立ち寄った。

ここは、わが家から車で15分ほど。ここも、ローレンシャンの湖の一つだ。
ここでは、わが家の湖と違って、エンジンオイル系が使える。
だからカヌーやペダルボート以外にも、モーターボートや水上バイクが使えるし、水上飛行機の離着陸するのもよく見られる。マノワール(最近、日本からのお客さんも増えているプチホテル)やサマーシアター(夏だけオープンの小さな劇場)などもあるので、わが家のある住宅街オンリーのところよりも、賑々しく活気に満ち溢れている。




この地域は、50年ほど前に開拓された場所。
昔から、シャレースイス(chalet suisse スイスの山小屋風)というスタイルの家が多く並んでいることで知られたところ。

電線が入っても仕方ない。「生活のための」電線だからね。
うちの母は、ケベックに来るとよく電線で感激?している。人気(ひとけ)の無いところにも電線があったりすると、「すごいねえ、こんなところにも人がいる、生活してるってことだものねえ」と、豪く電線を賞賛する。その母の言葉を聞いて以来、私も電線に対する「見方」がちょっと変わったかも知れない。
母は、ケベック雄大水力発電をよく「偉大なるもの」と褒め称える。いつの日か母に、水力発電所の巨大なダムを見せたいものだ。


今日しみじみ見渡してみると、私たちが住んでいた時よりも、更にこのシャレースイスの家が増えていた。




18年前ぐらいに、私たち家族はこの家に住んでいた。
ドイツ人が別荘として建てた家だが、もう今ではすっかり別の人が暮らしているようだ。
お庭に住人さんがいたようだし、まさか真正面からも撮れないので、ササッと斜めの方から盗み撮り!




「考えてください!」という呼び掛けの看板。
その下には、犬のフンを入れる袋が常備されている。ケベックには、公園など公共の場に、こういう類の看板と袋の設置されているところが多い。




まるで日本の紅梅のような色のワイルドチェリー。

もう少し花をアップで見たかったんだけど、手の届かない高さで咲き誇っていた。




市民の憩いの場みたいなところも各所にある。
ここは、うちの子供たちがまだ小さかった頃、よく通った懐かしい公園だ。
今日はここに、お孫さんを連れたエルトン・ジョン顔のオジサンがいた。


冬の間は、アイスホッケーやアイススケートが出来る。

夏は、陸ホッケーやバスケットボール、スケートボードなどなど。

市民が、外でパーティーなど開きたい時に借りられるスペースもある。
ある程度までピクニックテーブルも市役所から借りられるが、マイテーブルやマイベンチ(チェアーも)を持ち込んでもよい。広々とした駐車場もある。よくロブスターパーティーや、とうもろこしやバーベキューパーティーなどが開かれる。
会場の隣には、ビーチバレー場。遠くに見えるのが、メープルシロップ小屋。メープルシロップのシーズンには、メープル祭りも出来るわけです。




「この鳥小屋、火事になったのかな」と娘。そういう色の木の板を使ったんだと思うが…どうなんだろうか。



娘も私の身長を超えるぐらいに成長した。
時々生意気なことを言って私を怒らせることもあるが、こうして話し相手になってくれるし、遊園地の遊具で元気いっぱいに遊んだりする様子は、まだまだ幼少時代の面影が残っていて愛おしく思う。


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