身体が二つほしい

実は、この土曜日にほんの数日間だけParisに行くわけだった。
でも、父が、いざとなると私じゃないと急に不機嫌になって暴れたりするので、どうしてもケベックを離れることが出来ないのだ。難しいところだ。
実際にこの目で見て確かめたいことが山ほどあるし、息子と友人たちも待っているし。
今回は、不動産屋を通して買う物件ではないので、緊張感が半端じゃない。
今住んでいるところも、マレ地区が近いし、とても便利なのだが、住むところというのはこれまたご縁で、丁度結婚みたいなものだね。決まる時はあれよあれよという間に話が進んでしまうというか。
今のところ、フォブール・サントノーレ通り、フランス銀行周辺(ルーヴルの近く)、アンヴァリッドとドルセー美術館の間、の3ヶ所が候補となっていて、自分の足で見て歩きたいのだが、なかなか実行に移せないでいる。
息子は、現在国立の機関で働いているのだが、たぶんこれから先、転勤も考えられるだろう。私もまだ今のところは、そうそう頻繁には渡仏出来ない。一度買ってしまえば、後は貸すことも出来るので、それはそれで問題無いだろう。道路には絶対に駐車したくないので、必ず地上階か半地階に駐車場があるのが条件。ま、Parisで車を持てばの話だが、来客のためにも駐車場は考えなければならない。
息子は、本来は理数科系で、数学と医学が専門なので、今までのケベックでの分野にだいぶ物足りなさを感じていたのだが、今は晴れて、自分の専門分野に進めて生き生きとしているのがこちらにも伝わって来る。フランス国内、もしくはヨーロッパ内の転勤はあって当然だろうし、ケベックの生活では味わえなかったものが身近になるという喜びもあるだろう。
で、結局は、ずっとウェブカムとfaxで交渉を続けているのだが、とにかく今一番望むのが、身体が二つほしいということだ。もう息子はカナダには休暇以外では帰って来ないので、少しずつではあるが、フランスへ我々も移動して行くのだと思う。


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