クソで感動な作品「拾われた男 LOST MAN FOUND」

クソなんて言ってほんとに御免。
素晴らしい作品なだけに心底失望したので、そのあまりの悔しさによる「クソ呼ばわり」をどうか許してほしい。

強制帰国させられた数多くの日本人たちを見て来た。
いや、見るだけじゃなく通訳をはじめ、随分と助けて来た。
彼らはとにかく迷惑極まりなく。
ドラマの中では米国での様子を非常に仄々と描いているが現実は全く違う。
こういうところが日本人のアタマはお花畑だと世界中から非難される所以也。
日本人が世界から嫌われる最大の原因がまさにコレなのだ、ということを日本人たちはしっかりと認知するべきである。

日常会話の外国語レベルでもうすっかり自分は国際人だと勘違いする日本人は決して少なく無い。
で、こうして違法なオーバーステイを繰り返し、その揚句には自国への強制送還となるのだ。
特にこのドラマでは、主人公の兄の病院費用、しかも一千万円もの請求額がチャラになるという、信じられない展開にはもう呆れ果てて開いた口が塞がらず。

この多額な借金を誰が払うと思っているのか?
米国民の税金から支払われることをくれぐれも忘れないでほしい。
此処ケベック州にも、こういう滞在ビザ切れやパスポート期限切れで日本に強制送還になった者が複数いる。
で、呆れたことには、帰国して、それからまた出直して来るバカも大勢いる。
例えば米国やカナダを追放されたら今度はオーストラリアや東南アジアなどいろいろ。
彼らは事の重大さ、責任の重さを全く理解していないし、理解しようともしないし、それ以前に理解出来るだけの脳力も全然持ち合わせておらず。
バカにつける薬は世界中どこを探しても無い。

そういうバカは日本国内から決して出ないことだ。
こうして世界中の人々に多大なる迷惑をかけていることを思い知れ。
で、こういうゴキブリみたいな連中を日本政府は自国から決して出さないことだ。
日本人の恥。
大恥。
まさに害虫レベル。

強制送還の話さえ無ければ、いや、実際あったのだろうからそれを描くのはいいのだが、性善説的に仄々と描かれてしまっていたのは返す返すも残念。
素晴らしい作品、素晴らしい役者さんが揃っているだけに実に実に残念。

ウルトラマンスペシウム光線にしても、志村けんさんの「アイーン」にしてもちゃんと特許を得ているのか、その点でも不可解なドラマだった。
あの白目を剥いての「アイーン」は志村さんの特許権です。