美の基準

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フランス、パリといえば、もうナンデモ素敵、ナンデモかっこいい、という奇妙な風潮や思い込みが日本にはあるようで、それが昂じるとこんな風に美の基準、例えばイケメンの基準なども大幅にズレてしまう、そんな展開や結果にもなってしまうのだろう。
あの昔懐かしい岸恵子さんの時代が日本ではまだまだ続いているようだ。

また、美の基準というのは人によってかなり違うことも痛感。
今の時代にこういう類の発言は御法度であるが敢えて言わせて貰えばそんな感じだろうか。

このシリーズは続きモノのようで、過去記事を遡ってみても、どんなに遡っても遡っても(笑)本当のフランス系の人物はごく僅かであり、それは名前や風貌を一瞥しただけで直ぐに分かる。
中近東系、アフリカ系、白人種でもスラブ系が殆ど。
数多くの人種で形成された社会で生きてみればこれは誰にでも分かること。
要するにパリは他の世界の大都会同様、人種の寄せ集め・モザイク・悪く言えば吹き溜まりの世界だ。
その中で「本物のフランス人のイケメン」を探し出すのは至難の業であろう。
至難の業であればすなわち「やらせ」や「捏造」など情報操作などの問題も生じる。

以上、此処までは同じ日本人としての感覚として書いたが、以下は世界レベルから日本を見た場合、、

今の時代、性別や人種、年齢で区別するのはナンセンスだし、場合によっては違法であり、人権保護にも関わって来る。
どんなに許可を受けて撮影したものでも、例えば子供を撮影した写真集などは今の時代は出版不可の国が殆どである。
日本では人権・人道保護に関する法律は有って無いのと同然だし、その発想や、法律の取り扱いは、非常に残念なことに世界で一番遅れている国である。

私が20歳の頃、つまり40年前頃は日本の雑誌などで、今だったら御法度になるような記事、つまり「フランスの美人さん」だの「パリジェンヌ特集」だの「パリのお洒落さん」だのという特集がよく組まれていたが、今の日本でも当時の感覚そのままの出版社やマスメディアがまだまだ数多く残っているようで、例えばこの記事内にも「女性は…」などという表現があって腰が抜けるほど驚いた。

「パリのイケメン特集」という、今時非常にめずらしい記事だなと思って全体的にザッと目を通してみたが、大昔の感覚がそのまま残っているような、「撮影許可をちゃんと取ってやってますから」みたいな、そんな当たり前のことを鼻高々に堂々と取材・編集しているんだろうけど、そんな時代遅れな視点ではなく、もう少し今の時代に合った感覚でフランス、パリを取材してほしいと切望した次第。


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