3027人

http://sankei.jp.msn.com/life/body/090527/bdy0905272324015-n1.htm
日本での自殺者が増えていることは、こちらのニュースでも大きく報道されている。
ケベック州というところも、自殺率の非常に高いところだが、精神的に弱いというか、日本と比べるとその自殺の原因はちょっと違うようだ。
日本の場合は、精神的云々の問題よりも、実際に生活が出来ずに追い込まれるという人も多いだろう。特にこのご時世では。


「政府がさまざまな対策を進めているが」とは、具体的にどういうことなのだろうか?
「進めている」様子は全く見受けられないのだが。
日本のドキュメンタリー番組を見ていても、ハローワークなどの窓口では、同じ内容の繰り返しを聞かせられるようだ。前進らしきものが全く見られないのはどうしてなのだろうか?
老人たちから税金や、あの役立たずな介護保険料などを毟り取り、世界一の長寿国なのに、肝心なその国内では、長寿なんてどうでもいいようなその対応が信じられないのだ。まるで、長生きするのが罪みたいな、そんな世の中になるのかも知れないね、これからの日本は。


転落してしまった人たちを救うものが、日本には皆無のように見える。
生活保護や救援シェルターなどが、全然国民に行き渡っていないようだ。
現役時代にたくさん税金や保険を払って来ていても、転落したら「はい、さようなら」なのか。
何のための生活保護なのだろうか。


ケベックでは、生活保護の受給制度や、ワーキングプアへの減税制度、老後の介護システムなどなど、安心要素が非常に多いので、いざという時の生活保障*1があるから、州民全体がゆったりと暮らせるように感じる。
日本では、生活保護受給の申請に行っても、窓口で門前払いを食らうと聞いたことがある。
隣人愛というのは、日本には無いのだろうか。
生活して行けない人を平気で放置出来るのだろうか。
隣人愛どころか、人権さえ危ぶまれそうな、そんな気がしてならない。


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*1:低家賃の住宅確保、医療代(入院・診察)や交通費が無料、食料や衣料の無料提供など。