協奏曲

だいぶ前のドラマだけど、大好きな田村正和さんが出演しているので、一気に最終回まで観てしまった。

協奏曲 DVD-BOX

日本のドラマにしては、とても静かで（失礼！）、展開もゆっくり。時々間延びしているような感じもしたけど、ストーリー設定も面白いと思って観ていたんだけど、最後の場面で失望してしまった。だってこの終わり方って、フランス映画の『夕なぎ』そのものでしょ？あれでは、猿真似もいいところだ。

夕なぎ [DVD]

ロミー・シュナイダーとイヴ・モンタン、サミ・フレーが出演している作品だ。
最後の場面はまさにそっくり同じだ。
折角、建築士の世界を土台にした面白い展開でワクワクしていたのに、最終回はなんだか意味の無い場面ばかりで、どこかの知らない家族の家が火災で燃えてしまったのを立て直すのに手助けするとかいう妙な展開には苛々させられた。
これ↓が『夕なぎ』
イヴ・モンタンが恐い。日本人はここまで激しくない？

この二つの作品を見比べて、決定的に違うのが女性像の描き方。日本のはまるでお子チャマ風。日本では珍しく女性優位の内容かと思ったけど、全然見当違いであった。フランスのは一児の母でもあって大人な生き方。