6度のがん手術、放射線治療…「坂本龍一さん」逝去、医療関係者がショックを隠せない理由 デイリー新潮

www.dailyshincho.jp

〈以下、私のブログからの抜粋のため内容が重複しています〉

坂本氏は治療を米国で行なっていたらたぶんもう少し生きられたと思う。
しかし、例え永住権を取得していたとしても米国での医療費、特にこういう難しい治療においては、莫大な医療費が掛かるのは周知の如し。

米国で重い病気になってしまったら、どの州であろうと、もちろんそれなりの医療保険を国民はかけているわけだが、かなりの高額な保険をかけていないことにはその辺の安っぽい診療程度で見放されてしまうのが殆どだ。

うちの彼兄は米国で心臓と呼吸器官の専門外科医だが、彼の治療を受けられる患者たちは限られていて、あれだけ高度な医療技術を受けるためには患者側もかなりの医療保険を払わなければ到底叶えられないことである。
それだけ米国の医療保険には信じられないほどの格差がある。

そのために米国からカナダ、特に此処ケベック州医療保険制度を目指して移住して来る米国人は後を絶たず、それを規制するのに苦労しているケベック州の諸事情など、日本のマスメディアがそこまでキャッチするのは至難の業であろう。
こればかりは、我々のように実際に北米での永住権を持ち、地元の人々と何ら変わらず、長年現地で働いて暮らして納税して不動産を持って資産を作り、更には私のように重病にでもなってみないとなかなか知ることはできないことは信じ難いほど多いことだろう。

ちなみに、専門医のうちの彼と彼兄に、坂本氏の病状をざっと訳したら、今の時代は完治までは難しいがもっと長生き出来たのは確かである、と。
更には、年に6回もの手術をするなど信じられない、と言っている。
うちの彼と彼兄はカナダと米国の医師免許を持っているので、どちらかの病院で坂本氏をもう少し進んだ医療技術で治療出来たであろう、とも言っている。
もう少し早く、せいぜい3、4年前ぐらいに坂本氏を知っていれば、坂本氏の担当医であれば、の話である。