今と昔

物心ついた頃からつい最近まで、人里離れた一軒家で暮らすのがずっと夢だったし、実際に田舎の一軒家で長年暮らして来た。
まさにこの写真の様な家で暮らすのが最大の理想だったのだ。
〈写真借用〉
ところが、ここ1年前ぐらいから、とてもそんな生活が出来なくなってしまった。
一軒家での暮らしは、たとえ街中でも出来ない。
大勢の家族に囲まれていたからこそ出来たことなのかも知れない。
今までにたった一度だけ、田舎の一軒家で一晩独りだったことがあったが、死ぬほど怖かったことが忘れられない。
だから、今となっては、こんな一軒家での独り暮らしなど私にとっては到底有り得ないことなのだ。
増してや、あの田舎の家はちょっとの嵐ですぐに停電になるから、その恐怖は尚更である。
だから今は、田舎の家は人に任せて、街の中心にあるアパルトマンで暮らしている。
それでも、こんな小さなアパルトマンでさえも独りで暮らすのが怖く感じること度々。
50代後半で自分がこんな風になるなんて、以前は想像さえ出来なかった。
よく考えたら、生まれて初めての独り暮らし。
これから2年ぐらい掛けて「独り暮らしではない」生活に少しずつ変えて行く予定です。


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