日本を取材する○○なケベックのTV局

TVで、Évasionチャンネルの『À faire au Japon : Tokyo 1』という番組を見ていたら、懐かしい横浜スタジアムや藤沢の片瀬海岸などが出て来た。懐かしさのあまり、涙まで出て来てしまうのだが、レポーターのケベック人女性が、あまりにも適当なことを言っているので、懐かしさを超えて、だんだん腹立たしくなって来た。
そのレポーター、片瀬では、サーフィンを習うのだが、その教えている日本人男性のことを「英語もフランス語も彼は出来ないので・・・」という発言にムッとした。「オマエが日本語喋れよ」とTVの前で一人呟いた。だいたい教えてもらってその言い草はなんだ!「ケベックではフランス語が話せて当り前」というのが口癖の彼ら。なので、「日本では日本語を話すのが当り前」と、私は彼らに言いたい。
横浜スタジアムに至っては、場内販売で、「ハンバーガーかホットドッグが食べたかったのに売っていない。お弁当やおにぎりしか売っていない」とコメントしているではないか。「嘘つけよ!」思わず、画面に向かって喚いてみた。そんなわけないだろう。日本のスタジアムの場内販売には、何十種類ものメニューがあるのを、この取材班たちは、全く分かっていないようだ。
彼らは、何を見て、何を感じて日本を取材しているのか。あまりの馬鹿さ加減に言葉を失った。というか、このような呆れ感覚は、此方では日常茶飯事なので、ここであらたに腹を立てることもないのだが、たまたま対象が母国日本だったが為に、いつもよりも更に腹立たしく感じたわけである。
しかし、取材の時まで、どうしてあんな訛りの強いフランス語を使うのだろう。日本の人たちから、「あれがフランス語だなんて信じられない」と笑われてしまうよ、たぶん。何年住んでも、彼らのフランス語には耳を塞ぎたくなる。
来週、またこの続きがあるらしい。きっとまた腹立つことばかりだろうが、一応チェックするつもりだ。
一日本人として。