わが家のフランス特派員

「フランス財務省レセプションにて」というタイトルで、うちのフランス特派員である長男から写真が送られて来たのだが・・・

はて?

何なのだろうか、この一連の写真は。

フランスのシャンペン、美味しいんだよね、と言ってみる。

「なに、これ?」と特派員に尋ねると、「だってさ、料理とか花の写真をお願いとか言ってたじゃん」とかったるそーな特派員。
それはそうだけど、なんだかよく見えないし。
「あ、そういえば、花もあった」とぶっきらぼうに特派員。

外には見事な薔薇園が。

それにしても、豪く現代的な建築に内装。

ひんやりする。
「ね?だから大した喜ばないだろうと思ってこの程度にしておいた」と特派員。
なるほど、さすがに息子だけあって私の好みはよく知り抜いているようだ。


他に見るものも無いので、最初の食べ物の並んでいる写真を、なんだか細部までよく見えないが、目を凝らしてジッと見る。食用ほおずき&チーズのオードブルが面白い(写真一番上)。
薔薇のブーケの色合いも微妙で学ぶものがある。




超多忙な息子は、それでも何とかこうして時々写真でフランスの様子を伝えてくれる。
会社勤め以外にも、仕事帰りや週末にも教職の仕事がある。
今、特にフランスはBACなどの試験シーズンだ。その特訓授業を息子は担当している。
数学以外にも、サイエンスや英語、そしてフランス語(フランスでの「国語」の授業)まで教えている。
フランス語(国語)というのには私も驚いた。
だって、日本で、日本人に国語を教える外国人はいないと思う。
生徒さんたちの好成績が次々と伝えられて、息子は嬉しさを隠し切れない様子。
フランスの日常茶飯事でもある交通機関の停滞にも関わらず、親御さんたちが息子を車で送迎してくれたりと、多大なる協力もまた有難いと息子は言っていた。


仕事以外でも、ソルボンヌ卒業生の様々な会合や、政府のレセプションなどが目白押しにあるようで、忙しくパリの中を駆け回っているようだ。
先月で、パリでの生活も丸2年を迎えた長男。毎日が楽しいようで、母としても心から嬉しい。間に巨大な海原(うなばら)があるので、なかなか思うように息子とは会えないが、スカイプがその距離を縮めてくれている。それでも、いつもスカイプで息子は半分眠りながら話している。
大好きなヨーロッパで、好きなように生きて欲しい、息子よ。




他にもこんな写真が・・・


何ですか、これは?
会社でのお茶の時間だそうで。
でも、次の写真ですべてが分かった。まるで「これが目に入らぬか」と言わんばかりに。

http://www.pierremarcolini.jp/  このピエールさんはベルギー人なんですね。
なんという優雅なお茶の時間なのでしょうか。
さすがパリの職場ならでは、ですね。
羨ましい限り。


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