ドギーバッグ

最近、日本からの文中よく目にするこの名詞。
いったい何のことなんだろう?とググるのも忘れて疑問に思っていました。
なるほど、この理由からこのネーミングね。
http://www.reacjapan.com/shop/product/reina/mt001.html
ケベックでは、テイクアウト用入れ物って感じですかね。
でもこれって、自分で食べ残しを詰めるものなんですか?お客自らがこのドギーバッグを持参して?
う〜ん・・・例えばちょっと高級なレストランで、一般客の前で自分で残り物を詰めるなんて場面も有り?なんですか?ちょっとそれは、かなり勇気が要ると思いますね。ファミリーレストランなど気さくに入れるところでさえ、ちょっと気が引けますね、私だったら。レストランに頼むという方法は日本にはありませんか?それとも、このドギーバッグというのは、レストラン側で準備するもの?ごめん、よく分かりません。
自分で自分の食べ残しを詰めるという行為は、自分の落としたフォークやスプーンなどを自分で拾うような、そんなちょっと可哀想な場面を連想してしまいます。
こちらでは、レストラン*1に「食べ切れないから包んで下さい」と頼むと、どこの店も快く引き受けてくれて、発泡スチロールやアルミホイルの弁当箱に詰めて更にビニール袋に入れてくれます。プラスチックのナイフやフォーク、スプーン、小さな袋に入ったお手拭、紙ナプキン、調味料などを一緒に入れてくれるところもあります。
食べ切れないだけじゃなくて、例えば余分に何かを頼む場合、家族に子供に何か買って行こうという場合にも、ちゃんと包んでくれます。これは、かなり高級なレストランでもやってくれることです。例えばシャトーフロントナックのメインダイニングでもやってくれますよ。スープやサラダ、メインはもちろんのこと、ソースやチーズ、デザートまで全部テイクアウト出来ます。アイスクリーム類ぐらいかな、出来ないのは。冷たいものと温かいものを別々に包んでくれるところも多いです。お会計の時に、厨房からちゃんと頃合を見計らってテーブルに持って来てくれるのが慣わしです。「なるべく早くお召し上がり下さい」と彼らは一言添えてくれますが、その持ち帰る時点から当然、食中毒などの責任は各個人のものとなります。これは、ファストフードなどと同様。その辺の個人的責任については徹底している社会なので、こういったテイクアウトも別に問題無く、当然のこととして健在なのでしょう。
パリ在住の息子は、ずっとこうしてケベックでやって来ているため、パリではどうかな?と最初はちょっと不安で、レストランに尋ねると、どこのレストランもケベック同様快く引き受けてくれるそうで、先日は仕事でどうしても食べる時間の無かった美味しいステーキとフリット、それにサラダまで別容器に包んでくれたそうで、ウェブカムで、その大きなステーキをこれ見よがしに私に食べるのを見せ付けていましたもんね。ったく。






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*1:ブッフェ(バイキング)レストラン以外、ですよ。ぷぷぷ。