晩秋〜初冬のケベック

今頃のケベックもなかなかいいものだ。
観光シーズン中のごった返しも終わり、街全体がしんと静まり返っている。

寒いけれども、冴え冴えとした空気が心地良い。


冷たい風に吹かれてシャンデリアのように凍ってしまった噴水。

まるで芸術作品のようだ。


温かく着込んでのんびり散歩するのもいいな。

今日は郊外を観光したが、ここに住んでいながらお客さんと一緒になって「ケベックっていいなぁ」とあらためて思ってしまったよ。店などは殆どが閉まっていたが、その閑散振りがまたいいのであって。
たった一つだけ店が開いていて、昔ながらの趣向で作られた素朴な室内履きや鍋敷きをお客さんたちがお土産として買っていた。室内履きは、今まで見た中では一番安く、この時期だけの値段になっているらしく、母に伝えたら買い占めておいてちょうだいと言われた。ケベック人である夫の母や祖母たちがよく作っていた室内履きだ。
散歩に疲れたら、ヴァンショー(ホットワイン)を飲みながら一休みするのもいい。
厳しい冬に入る前のひと時、時々雪がちらついたりもするケベックに来てみませんか?