観光シーズンは終わり?

観光の一番メッカとも言えるプラスロワイヤル周辺を観光中、ふと回りを見渡して驚いてしまった。なんとあのフレスコ画に大きな白い布が被せられてあるではないか。しかも、プラスロワイヤルには、そうじゃなくても狭いところなのに、工事に使うような機材が置いてあった。これから何が始まろうというのか?
今年は確か400周年じゃなかったのか、ケベックよ。とにかく彼らにとっては「ケベック人のためのケベック」という考え方が浸透しているので、夏シーズンが終わったら、もう今年の観光は終了という、非常に短絡的・閉鎖的な発想が多いのである。冬が来る前に彼方此方を補修しなければならないことはよく分かる。しかし、なにもこれから日本からのお客さんたちがケベックにやって来るという時に、わざわざ始めなくてもいいだろうと思うのだ。
こういうところが、ケベック人の発想の広がりの無さと言ったらいいのだろうか。ケベック市の収益の殆どが、観光から得られるということを、彼らはいつも忘れている。
もう少し頭を使ってほしい。