ゲリラ登場

ケベックは冬が長くて厳しいせいか、夏のケベック人たちの発散の仕方が凄い。
住宅街での大型花火の打ち上げもそうだが、それが時には、街中でのゲリラになってしまうことも。
先日、大型バイクが約1000台、ケベックの城壁内側に強引に入って来て暴走した。城壁内の大型バイクの乗り入れは、市の条例で禁じられている。それを敢えてこんなゲリラ的行動に出たのはどうしてなのだろうか?仲間内の一人が癌で亡くなったので、癌撲滅を訴えるというテーマでもあったらしいが、目立って募金活動があるわけじゃなし、ただただ連なって物凄い爆音を立てて得意気になって走るだけ。しかも、ブルルンブルルンとエンジンを吹かし放題なので、その排気ガスの量ったらなかったよ。空気を散々汚しておいて癌撲滅も無いだろう。この大騒ぎのために、彼方此方の道路が通行止めになり、30分以上の不通を余儀なくされた人も多い。
大型バイクでのツーリングは、傍から見ていても私は嫌いじゃない。幾人かで連なって走っている様子はカッコイイし、楽しそうだし。でも、こんなルール違反を私は認めない。このために観光においても、多大な迷惑を被った。ツアーのグループが二部されてしまい、本当に大大大迷惑だった。
また、このようなゲリラを警察も黙認するのが異常だ。ケベック市警の中に、強烈なツーリングファンでもいたのだろうか?そうとしか思えない不可解なゲリラ現象であった。