コワ〜イ!

読んでいて、なんだか無性に怖くなってしまったニュースです。
米国:「恋敵」と思い込み誘拐未遂、女性宇宙飛行士逮捕
昨年7月、ディスカバリーの搭乗に向かうリサ・ノワク容疑者=米ケネディ宇宙センターで、AP 【ワシントン和田浩明】米航空宇宙局(NASA)の女性宇宙飛行士、リサ・ノワク容疑者(43)が5日、男性宇宙飛行士を巡って「恋敵」と思いこんだ女性空軍士官を襲撃しようとして誘拐未遂容疑などでフロリダ州で逮捕された。
ノワク容疑者は、自分が恋愛感情を抱いたシャトルの男性操縦士(41)が、ケネディ宇宙センターフロリダ州)の業務支援を行う空軍基地勤務の女性士官と恋愛関係にあると思いこんだ。
女性士官が同州中部オーランドの国際空港に5日未明に到着するとの情報をつかんだノワク容疑者は、「話をするため」勤務先のジョンソン宇宙センター(テキサス州ヒューストン)から約1500キロ離れたオーランドまで車で約12時間かけて移動。到着に間に合わせようと、休みなしで運転するためにオムツまでつけていた。移動距離は、日本では大阪・札幌間を走る特急「トワイライト エクスプレス」の走行距離に相当する。
カツラやトレンチコートで変装したノワク容疑者は女性士官の後をつけ、同空港の駐車場で士官の車に乗り込もうとしたが拒否され、窓越しからスプレーを浴びせた。ノワク容疑者は駆け付けた警察官に5日午前4時ごろ誘拐未遂、自動車強盗未遂、証拠隠滅などの容疑で逮捕された。
同容疑者の車内には金づちやナイフ、ゴム製の手袋と、女性士官の自宅住所や、操縦士と士官が交わした電子メールを印字した紙、操縦士宛のラブレターなどがあった。
ノワク容疑者は昨年7月、スペースシャトルディスカバリー」にロボットアームなどを操作するミッションスペシャリストとして搭乗。NASAの資料によると、96年に宇宙飛行士として選抜された海軍士官で、3児の母。男性操縦士は2児の父親。
フロリダ州の地元紙などは、NASAの現役宇宙飛行士の重罪容疑での逮捕は史上初めての可能性があると報じた。誘拐未遂罪で有罪判決を受ければ終身刑となることもあるという。
毎日新聞 2007年2月6日 20時57分 (最終更新時間 2月7日 1時03分)


なんか映画みたいな話ですね。いや〜、おそろしや〜〜!
「オムツ」「金づち」「ナイフ」・・・震え上がっちゃいました。
何と言っても怖いのが、こんな人が宇宙を飛んでいたこと。あの密室で、それも宇宙では逃げ場が無いよね、もし襲われたら。「嫉妬」は、人間社会を戦争に巻き込んで滅茶苦茶にする力もある。最終的には殺人に繋がって行くわけだから、本当に恐ろしい感情だと思う。「思い込みが激しい」のも怖い。勘違いして、一方的に人を攻撃したり。この襲われた女性は驚いたと思う。多分全く気にも留めてもいなかった人物だと思う。とんでもない方角からの攻撃ってビックリしますよね、だぁれ?あなた、って感じかも(ま、変装もしていたことだし)。ここまで人を束縛しようとする狂気って一体なんだろう?
でも、このニュースの続きが無い。タイトルは「勘違い」とか「〈恋敵〉と思い込み」とあるが、随分と断定的な書き方ではないのか?本当に恋敵だったのかもしれないし、その場合は「勘違い」とは言わないだろう。ぜひともこの事件の続きを知りたいものだ。が、ケベックではこんなニュース、これっぽっちも取り上げておらず。