嘗ての「夢の家」


まだ20代の頃の私にとって、こんな写真を見るとすぐにうっとりとして、「ああ、こんな家に暮らせたらいいな〜」などと憧れたり夢見たりするのが常だった。
50代後半となった今では、特に感動することも無く、「あら、懐かしいスタイル」などと思うだけ。
こういうスタイルの家に2度暮らしたことがあるからだろう。
そして、まだこういうスタイルの家を一軒所有している。
が、もうそこでは暮らすことは無い。
わざわざ街場の狭いアパルトマンで暮らしている。
しかも賃貸で。
避暑地の、湖に面した大きな一軒家にはもう暮らせないのだ。
たった1人では、こんな不便なところにある大きな家で暮らす気にはならないのである。
あの家では一生暮らすつもりでいた。
例え1人になっても、ね。
しかし、実際はまったく違っていて、1人ではとても暮らせないことが分かって、自分では全然予想したことも無いような展開になった。
人生というのは、最後の最後まで分からないものですね。
だから人生とはおもしろいのでしょう。


【参考記事】
Uplands Treehouse
http://www.houseandgarden.co.uk/travel/destinations/houses-for-a-new-year-party/uplands-treehouse/


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