雪の中より

先日の大雪でかなり積もり、道路側にも雪で作られた自然塀が日々完成している。
此方の家々には、塀というものが無いので、自分の家の芝生と道路との境目が曖昧で、心無いドライバーが芝生に傷を付けたり、馬鹿な歩行者や犬が勝手に人の家の芝生の上を歩いている、なぁんて光景もよく見られるわけだが、この雪の塀が出来てくれると、守られているという感じで、なんとなく心強くもある。
昔の人たちは、何かと言うと城塞や城壁を築いたわけだけど、その気持ちがよく分かる。
この塀は、あと2週間ぐらいで、氷も混ざってとても頑丈なものになる。例えば車がぶつかったりしたら、車の方が凹むくらい強靭な塀なんである。




キッチンの窓から。




日々、個人宅用の除雪車もやって来る。

まだ地面が柔らかいので、今頃の時期が一番傷んでしまう。雪だけじゃなくて、土や砂利までが削られてしまうのだ。地面の氷が厚くなって来ると大丈夫。これが、エントランスがアスファルトだったりすると、除雪会社によっては、契約を断って来ることもある。それだけダメージが大きいということか。
今日みたいに大した寒くない日が続くと、いつまでも地面が柔らかく、除雪車が入って来るとザワザワする。
朝起きた時に、その日の温度がだいたい分かる。寝室の温度設定が22℃ぐらいなんだけど、寝る前に、リビングやダイニングの温度を18℃ぐらいに設定してから休むので、朝寝室から廊下に出ると、一階からの冷気を感じるのが常だが、今朝は、それがふんわりと暖かい。そんな時は、「あ、今日は寒くないな」と思ってちょっとだけ嬉しくなる。