人気の中南米

日本での集中豪雨の被害はその後どうなのだろうか。
母の住む茅ヶ崎市でも、夜中の12時過ぎに警報が突然鳴り出したりして、眠れずに不安な夜を過ごしたらしい。
こちらアメリカ大陸では、グスタフと名付けられた大型ハリケーンが、キューバの辺りを直撃。ケベックからキューバへの旅行がとても流行っているため、ニュースの第一速報が全部キューバの被害特集を組んでいる。キューバに向けての飛行機もモントリオールの空港などで足止めを食らい、キューバに閉じ込められたままのケベック人も多いとか。以前は、南方というとフロリダが人気だったけど、最近はキューバやジャマイカドミニカ共和国、メキシコのカンクーンなどに人気が集中している。


ケベックの空港でも、この前フランスに行く時、チェックインカウンターでは、パリへ向かう列がほんの少しで、他は中南米に向かう人々でごった返していた。そのため、この群集の中に少数派のパリ行きが迷い込んでいないか、カウンターからグランドスタッフたちが「Paris! Paris!」と大声を張り上げて呼び掛けていた。私も最初うっかりして、同じ航空会社のカリブ海方面へ向かうところにすまして並んでいたら、駐車場に車を入れてやって来た夫が「いつから行き先が変わったのですか?」と呆れたような顔をした。仕事中にお客さんを引き連れて空港に出向く時などは、緊張もしているから決してこんなミスはしないんだけど、こと自分のこととなるとこの有様である。