「更に歩け歩けの渓谷」他

更に歩け歩けの渓谷

センタンヌ渓谷のシャトルバスが廃止された。
高齢者とハンディキャップ対象のみ運行が可能。
昨年までは誰でも乗れたシャトルバスだが、ここの職員たちは一様に今までとシステムは変わらないと言い張っている。というか、あれは全員揃っての口裏合わせのすっ呆けだと思う。
ま、個人経営の場所なので、何でもありってことなのか。
そう考えると、あの吊橋もちゃんと点検されているのか・・・恐い。

入れないトイレ

ケベック市内のホテル、それも大型ホテルによく見られるのが、一般トイレの使用制限。
客室のカードキー、もしくはフロントデスクやホテル内レストランなどが貸し出すカードが無いと、トイレが利用出来ないシステムが増えている。人権問題云々で、仕方なく一箇所だけ一般向けにしているホテルもあるが。でも、そこには当然人が集中するわけで、押すな押すなの大混雑もよく見られる。
でも、よくよく見ていると、どんなにカードキーなどで制限しても、誰かがトイレから出て来るのを待って、ドアが開いた途端にサッと入ってしまう人だって多い。だから、あんな制限はあまり意味が無いと思う。
トイレと言うのは人間が生きて行くために必ず必要な場所だ。それを制限するのだから、残酷極まりない行為だと私は思う。以前、モントリオールのある銀行で、うちの子供がまだ小さかった頃、トイレに行きたいと泣きじゃくっているのに、冷たく断られたことがある。そこに口座を持っているのに、である。当然、その直後に、全部解約したけどね。パリなんかでも、お金を払わないと使えないトイレとか見ると心から腹が立つ。でも、ホテルでのトイレ制限はあまり目にしなかったけどね。
ケベック市の主な収入源は観光だ。それなのに、一般トイレを制限していたのではどうしようもないだろう。ホテル内のブティックなどで買物する人なども閉め出される対象なんだよね。何か買って、あ、トイレ行こう、あれ?閉まってる、さあ、どうしよう・・・なんて思いをお客にさせるんだから。買物した店からトイレカードを借りようなんてなかなか思い付かない消費者だっているだろう。ホテル側はその辺をどう考えているんだろうか?ケベック市も、このような事情を疑問に思わないのか?

滞るエアカナダ

最近、エアカナダのカウンターで、出発時の長蛇の列が目立つ。
スタッフの中には、でっかい老眼鏡を掛けて、ちょっと手に震えの来ている、70代とおぼしきお年寄りも混ざっていたりして、そこで更にチェックイン手続きが滞ってしまう。パソコン操作も、一本指だし。あれは見ていてほんとに哀しい。
先日は、ケベック州の警官3人がチェックインしていたのだが、なんと腰に付けた銃を、特殊な箱に入れたりする作業を一般人の並ぶ目の前でやっていたのには驚いた。当然、辺りの人々の視線はその銃に釘付けだ。しかもその箱を、警官たちはかなりぞんざいに扱っていて、不届き者がサッと横取り出来るような余裕も充分あった。それに、一般人と並んでチェックインするのもどうかと思う。その警官たちで、更に列の流れは滞り、うちのお客さんもギリギリセーフ。飛行機に飛び乗りするような切羽詰った状況がここのところ続いている。
エアカナダで指定しているチェックイン指定時間を守っていてこの有様なんだからねえ。ごく稀に、ギリギリのお客を優先してくれる時もあるけど、いつものことではない。あれがもっと大きな団体ツアーとかだったらどうなるんだろう。