日本食 「食の安全」第一では?

実は非常に期待していたのだ、Parisの日本食事情を。
う〜ん、いろんな食材店を回ってみたが、あまりケベックと変わらないことを思い知らされた。
日本からと、ケベックからと、それぞれから眺めるParisはだいぶ違うようだ。同じフランス系っていうか、そもそもが同類人種で繋がっているため、フランス全体をケベックの延長のように見ることも多々ある。


Parisにはラーメン屋がたくさんあるのはとても嬉しいけどね。でもかなり不潔な店が多いね。汚れの付いた食器には驚いたし。配膳する人の親指が丼にどっぷり浸かっていたし。とにかく「無性にラーメン食いてぇ〜」の勢いで食べちゃうから、多少のことには目を瞑るけど、後になって思い返すとかなり許せない面もあるようだね。
ケベックシティには、日本で言う「ラーメン屋」は無い。中華料理店にあるラーメンだけだ。それも「まるでモップラーメン」と名付けられたものもあるし、実際食べてみると何となく黴臭い麺とかもあって、日本では考えられない悲惨さである。回転寿司も無い。


日本食材の値段は、Parisの方がずっと高い。米なども、北米のカリフォルニア米(美味しい!)の方が断然安い。刺身など生の魚は、ケベックでは魚屋で買うのだが、種類は無いけれど美味しいサーモンの刺身も食べられる。Parisの日本食材店に売っている刺身の中には、賞味期限や産地、値段など何も明記されていないものもある。規制があまり厳しくないのだろうか?ケベックでは考えられないことだ。日本でだって考えられないことだよね?


日本食レストランについて、フランス人たちの評価をまとめたHPがあるのだが、それをいつも参考にしている。エセでも、美味しくて清潔で親切で、という所も多い。フランス人たちの評価は、我々日本人とはちょっと視点が違っていてなかなか面白い。そうそう、Parisの焼き鳥屋では、骨の付いた焼き鳥があって、ちょい食べ難いんだけど、でも美味しいので私は気に入っている。寿司のテイクアウトを頼むと、ど〜んと別容器にご飯が山盛り付いて来る、不思議なエセ店もある。日本人が経営するフランス料理店の肉料理(ビーフ)は絶品であった。味だけじゃなく、清潔で感じが良いというのも大事なことだ。世界中どこでもだけど。
まだまだ探索の余地がありそうだ、Paris。