花火

現在、夜の11時前だけど、どこか遠くでポンポンと花火が上がっている。
先日のケベック州の祝日には、なんと住宅街でドン花火を上げる人が多数いて驚いたね。
うちの斜め向かいの家でも突然夜の11時頃にドッカ〜ンと花火を上げて、その音と火薬臭にはビックリだった。
それも我々日本人だったらまずこんな住宅街ではあんなドン花火は上げないし、小さい時からドン花火の類は上向きにして上げましょうとか、必ず大人と一緒にとか、線香花火を足の上で点けると危ないとか、花火で遊んだ後は水をかけてとか、いろいろと花火教育を受けるものだが、ケベック人にはそんなの勿論無い。それなのに、なんでもモントリオールの中華街まで行って買い込んで来るそうで、実にご苦労な話である。
さてそのお向かいさん、花火をなんと斜めにそれもわが家に向けて発火したらしい。大砲じゃないんだってば。英仏戦争の時の血が騒ぐのか、オマエたちは。
レストランで誕生日だからとオーダーすると、ケーキに花火を、それも日本だったら間違いなく下に向けてやる花火を上向きにして、それを5、6本、わーっバチバチバチーーッって持って来て、店員2、3人で誕生日の歌を歌ってくれて(ケベックの誕生日の歌って可愛いんですよ)、火薬が真っ黒に振り掛けられたそのケーキを食べるのですよ、そういう人種だから、花火の恐さなんか何も解っちゃいない。
ケベックの誕生日の歌、今度そのうち子供にでも歌わせて動画公開しましょう。メロディも歌詞もほんわかしてて、刺青入ったケベックの恐そうなオッサンたちも胴間声で歌いますよ。