思い出のレシピ集

Lee Bailey's Country Weekends

Lee Bailey's Country Weekends

これはGのお気に入りだったレシピ集。
随分とこれを使って料理を作ってくれた。
今でも彼はこれを使っているのだろうか?
彼の家のキッチンには、リー・ベイリー著の他のレシピ集も何冊か置いてあった記憶がある。
何度も再販されているようだ。
よく彼が作っていたのが、スフレ料理、チキンのダンプリングパイ、数種のパテ、ライスサラダ、チキンとオクラのガンボ等。
私が作ったのは、ペパーミントアイスミルクと桃のサラダだけ。
桃のサラダなんてバカみたいに簡単だ、レモンジュース、砂糖、塩を適当に、そして仕上げにブラックペッパーを使う。
固い桃を使った方が美味しかった。あの桃の種類は日本では見たことがないが、今はどうなのだろう。
小さくて固い桃。ケベックではどこでも売っているので、この桃のサラダは時々作る。
・・・・・・・・・・と、ここまで書いて昨夜は寝てしまった。
本の内容は至って家庭的なメニューばかり。写真がとても綺麗だ。
料理もいいのだが、食器類も私好みばかり。
食器は全部白、ナイフ、フォーク、スプーンはホテル仕様の大きいもの、ガラスコップは厚くて飾りの無いもの、リネン類も大型の業務用・・・
っていうのが私好みのキッチン小道具。
ってこれすべて20年以上前の記憶なので(この本に関して)トンチンカンなこと喋っていなけりゃいいけど。
以前、ケベックに引っ越してきた当時、偶然にも本屋でこの本を見付けたのだが、なんか哀しくなって買わないでいた。
でももう今はそんな気分ではないみたい。
ただsaadiではその追想記みたいな部分があるので、時々哀しくなるけどね。
年取ってどんどん記憶を失っていく父を目の当たりにして、自分の年々色褪せていく記憶をこのブログに書き残していければいいな、と思って書き始めたsaadiだ。
今朝のメールで、Gはこの本をまだ持っているとのこと、手元にはなく、別荘のキッチンの棚にあるそうだ。
私が桃のサラダになんとクリームをのせたことを憶えているそうだ。
え〜っ、そんなこと、そんな恐ろしいことしたかなあ〜、全く記憶にない。
黒コショウたっぷりのところにクリームとは・・・「若さの至りでした」では済まないか?
でも彼も随分とヘンな事憶えているんだなあ。
すごく嬉しい(?)ことにメールにはha,ha,haという文字も並んでいたけど・・・(怒!!)。
コメントにも書いたが、Gはかつての恋人である。なぜ別れることになったのか、これはsaadiに説明している。