敬語が多過ぎ。そこまで敬わなくてもよい。

最近の日本人たちが使う文章や発言には敬語があまりにも多過ぎる。
さすがに報道関係の記者たちが書く、要するにプロの書く文章や、首相や大統領、大臣レベルや王室・皇室関係者たちの発言にはそんなことは全く有り得ないが、一般人の書く/話す、例えばコメント欄やツイッター、ユーチューバーなどのインフルエンサー、安っぽいミーハー的なTV番組に登場するコメンテーターやレポーターなどの文章や発言には、此処まで敬う必要も無かろうという表現があまりにも多過ぎる。

学校での教育が我々の時と今とではかなり違うのだろうか。
我々の時代は必要以上に敬語を使うのは避けるように、そしてあまり敬語を必要以上に遣い過ぎると却って下品になる、と習ったものだが。
ところが今では、その辺りの通行人に向けてさえも敬語が使われているし。
「横断歩道を渡っていらっしゃる方々が」などやっぱりどう見ても変な文体であろう。

先日、ふと目にしたことだが、食べ歩きを発信しているある女性ユーチューバーが、これまた敬語激盛りな人なんだけど、そのくせ、箸に食べカスをくっ付けたままその箸を振り回して話したりする仕草が、どんなに敬語をあんなに連続して使い続けても下品極まりないなぁと思う。
そういうのに限って独り言みたいな時は物凄く下品な言葉遣いをするのも特徴。
どんなに敬語で自分を飾って見ても所詮元々の育ちは決して変わらず。
ああいう無駄な敬語と言うのは、結局は育ちの悪い自分を隠そう隠そうという仕草や表現の一つでもあるんだろうね。


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