不登校児童への具体的な対策

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「休んでもいい」「子供に寄り添い、時間をかけて話を聞いてあげる」…なるほど。
決して悪いことでは無いが、それだけでは不登校を解決することにはならない。

米欧には不登校児童のためのシステムがあるが、日本にもそれはあるはず。
此方では、自宅学習しながら義務教育を終え、高校へも同じく通信教育を受け、更には大学に進学する、そういうシステムはもうかなり昔からある。
国や州が実施しているので義務教育まではもちろん授業料も無料だ。
その生徒の自宅に通って面倒を看る、巡回するスタッフらもいる。
試験は自宅を離れなければならないが、試験場までの送迎、試験場での対応にもスタッフたちが付き添う。
それと同時に社会復帰の訓練も同時進行で行なう。
と言っても、無理やり社会の中に飛び込ませるわけでは無く、人と接することなく仕事する場も数多くある。
不登校、対人恐怖症などの人々を、ただ優しさや思いやりで包み込んだところで、いずれは社会で働いて生きて行かなければならない。
生活保護を受けるにしても自らの意志と申請が必要だ。
精神疾患がある場合は治療も必要だ。
ちゃんと前進していくためのステップが国や州から用意されている。
思いやりや絆以前に、先ずは現実的かつ具体的なシステムを国から準備されていないことには、どんなに優しく子供を包み込んだところで先へは進めない。
どうしたらその子供を救うことが出来るのか、具体策が無ければ何もならない。
優しさや思いやりだけでは食べて行けない、生きて行けない。
国や州が各人を守り、力を与え、生きて行くために協力する、そういう社会でなければ困っている人々を助けたことにはならない。
口先では何とでも言える。
実行や対策を伴って初めて助けることが出来る。
具体的で明確な方法が必要。


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